クオリティ抜群! 新型ハスラーは乗り心地も大幅アップデート!
- 筆者: 小鮒 康一
コンセプトモデルと言いながら明日にでも発売できそうなクオリティを持つ同車は、一見するとマイナーチェンジと見まがうほどのキープコンセプトっぷりだが、細部を見てみるとかなり違いがあることが分かるはずだ。
従来型の不満をキッチリ改善!
スライドできるリアシートで広々
従来型に比べてさらにアップライトされたハスラーコンセプトのキャビンはより広い室内空間を実現し、リアゲートの開口部もスクエアとなった。
またリアゲート側からリアシートをスライドさせることができるようになったほか、シートを倒した状態もよりフラットになるなど、従来型で不満を感じた部分を確実に潰している点にハスラーの進化具合を見て取れる。
走りも乗り心地も大幅アップデート!
ベース車はワゴンR
ハスラーコンセプトのベースとなったのは、アナウンスこそされていないがスズキの新型プラットフォームである「HERTECT」を採用した現行ワゴンRであろうと思われ、従来型よりも大幅に軽量化と高剛性化が図られていると推測される。
担当者曰く、走りの面でも乗り心地の面でも大幅にアップデートされているとのことで、従来型からの乗り換えでもその進化の幅を感じることができそうだ。
搭載エンジンも、ボディに貼られた「HYBRID」のエンブレムを見る限り、正式には発表されていないがワゴンRと同じR06A型エンジンとなりそうだ。ターボモデルには先進安全装備「SUZUKI Safety Support」や全車速追従機能付きクルーズコントロールが装着されるようで、長距離移動をするようなアクティブなユーザーもカバーしてくれる。
キープコンセプトな外観に比べ、インテリアは一新!
使い勝手と上質感をプラス
キープコンセプトなエクステリアに比べ、インテリアはハスラーらしさをキープしながらより一層使い勝手と上質感をプラスしたものに進化しており、左右対称風のインパネに9インチのスマートフォン連携大画面ナビゲーション(オプション)などが備わっている。
従来型ではMT車を除きベンチシートだったフロントシートも、ホールド性を重視したセパレートタイプへと一新され、シートの間にはコンソールを備えてポケット類を充実させた。新型にも継続してMT車が設定されるかは不透明だが、ベースとなった(と思われる)ワゴンRにもMT車が設定されているため、可能性はゼロではなさそうだ。
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