三菱 ギャランフォルティス ラリーアート 試乗レポート(4/4)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:島村栄二
これはまさに乗り心地が良いエボである。
フォルティス・ラリーアートがフォルティスのトップグレードであるのに対して、ランサー・エボリューションⅩは、三菱の走りのシンボルとなる。
エボリューションは、WRCなどでもっとも輝くクルマだが、フォルティス・ラリーアートは質の高い走りや居住性を重視しているクルマだ。ちなみに0~100km/hはエボリューションとラリーアートは殆ど変わらないが、0~400mではエボリューションが圧倒的に速くなる。
ツインクラッチトランスミッションはラリーアートではギアレシオを5速/6速でハイギヤードにすることでクルージング燃費や10・15モード燃費(10.2km/L)を図っている。ちなみにこのクルマ、それほど性能を犠牲にしないで、レギュラーガソリンでも十分に走れる。
またブレーキは車両の特性に合わせ4ポッドから軽量な2ポッドとして、AWDシステムもエボⅩで装備できるリアデフのAYC(アクティブヨーコントロール)は省かれる。
何にしても、これは“百聞は一聞にしかず”。是非、ギャラン・フォルティス・ラリーアートのチューニングバランスを体感することをおススメする。
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