三菱 ギャランフォルティス ラリーアート 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:島村栄二
本気走りのギャラン・フォルティス登場!!
三菱コルトのハイスペックバージョンにラリーアートがあるが、三菱のグローバルな主力車種となるギャラン・フォルティスにも、ラリーアートバージョンが加わった。今後、三菱はラリーアートを各車種のスポーツ上級グレードとして位置づけていくようだ。
ギャラン・フォルティス ラリーアートは簡単に言うと、エボリューションⅩの主要コンポーネンツを使って、フォルティスに相応しい味付けとしたものだ。これをエボリューションⅩの簡易版として置くことも可能だが、それではお互いのブランドが崩れてしまうことは想像に難くない。つまり賢明なポジショニングと言えよう。
ギャラン・フォルティス ラリーアートは、ランサーにはない上級感やしなやかな走りを狙っており、チューニングもそれに合わせて行なわれている。
具体的にはサスペンション設定の変更、タイヤはフォルティス・スポーツと共用化、パワーに見合ったブレーキスペックの設定、そしてエンジンはシングルスクロールターボなどで280PSから240PSへ変更、さらにAWDは高度なシステムであるフルタイム4WDをそのまま使いAYCの省略を行っている。また注目のツインクラッチトランスミッション(SST)はギア比を変更して燃費の向上を狙ったことなどが主なポイントだ。
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