展示車レベルが凄すぎる!ドイツに広島本社もビックリの個人経営マツダ博物館がオープン!(2/2)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田健史
生粋の"マツダ車マニア"であるオーナーがあえて選ぶ3台は?
フライ氏に「お持ちのコレクションの中で、ご自身のお気に入りを3台を挙げてくれませんか?」と聞いたところ、「え~!? そう言われても、難しいですね」とか言いながらも、彼は話を続けた。
1台目は、最初のコレクションであるコスモスポーツ。2台目は、1966年のルーチェ。伊ベルトーネによる上質なオシャレ感がたまらない。
そして3台目は、1984年のRX-7の後期型だ。同車の所有者を示す書類も展示されているが、そこにあった名前は、なんとフェリックス・ヴァンゲル博士。そう、ロータリーエンジンの原理を考案した、ロータリーの生みの親である。
同車の前でフライ氏は「これはマツダ広島本社からヴァンケル氏に対して、長年の労をねぎらうために贈呈されたクルマです。
ちなみに、ヴァンケル氏自身は生涯、運転免許を持っていなかったため、このクルマでもいつも助手席に乗っていたのですよ」と、自慢げに逸話を紹介してくれた。
マツダ広島公認のオフィシャルミュージアム!
個人経営であるこちらのミュージアムだが、マツダモーターヨーロッパから各種の支援を受けており、まるでマツダの正規ミュージアムのような雰囲気だ。つまり、マツダ広島本社公認のオフィシャルミュージアムなのである。
開館は火曜日から日曜日まで、午前10時から午後6時まで。毎週月曜日が定休日。入場料は大人5ユーロ(約650円)である。
マツダファンならずとも、ドイツ旅行の折は是非とも足を運びたい楽しい博物館である。
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