【2025年】キャンプにおすすめなLEDランタン12選！ 選び方やメリット、保管方法なども合わせて解説

LEDランタンとは？ ほかのランタンとの違い

ランタンには、燃料別に「LEDランタン」「オイルランタン」「ガスランタン」「ガソリンランタン」の4種類あります。

それぞれの特徴を解説します。

LEDランタン

LEDランタンは、LEDライトを用いた電気式のランタンです。

電池や充電式バッテリーによって使用できるため、他のタイプのランタンに比べて安全なのが特徴です。

キャンプ初心者から上級者まで幅広い層から人気のタイプとなっており、非常時や災害時用のライトやインテリアとしても活用できます。

またLEDというと白色灯のイメージがありますが、最近では暖色系のタイプも用意されているので温かい雰囲気も演出できます。

オイルランタン

オイルランタンは、灯油やパラフィンオイルを燃料とするランタンのことです。

燃料タンクと発光部分が一体型になっているものが多く、オイルが少しずつ燃焼することで炎の揺らぎを楽しめるのが特徴です。

昔ながらのランタンで種類が多く、防風性能の高いものやテーブルに置いて使うものなど、形や色も豊富に展開され、それぞれに魅力があります。

見た目がおしゃれで、比較的燃料が安く手に入る点や燃焼時間が長い点が特徴ですが、扱いやすい灯油やパラフィンオイルとはいえ、燃料の管理には注意が必要です。

ガスランタン

ガスランタンは、アウトドア専用のOD缶やカセットコンロで用いるCB缶などのガスボンベを接続して使用するランタンのことです。

光量が大きいのが特徴で、ガスの出力に応じて明るさを調節でき、夜のアウトドアシーンのメインランタンとしても使用できます。

ガスボンベをセットしてスイッチをひねるだけで点灯するため簡単で扱いやすく、ガスボンベは調理器具など他のアイテムとも併用できるため、荷物を減らせる点でも魅力的です。

しかし、ガスを使用するため、一酸化炭素中毒や火事には注意しておきましょう。狭い室内やテント内での使用は控え、夜のバーベキューや広い場所での使用がおすすめです。

また、アウトドアに特化したOD缶を使用するタイプのランタンは、燃焼コストが高くなります。ランニングコストを抑えたい場合には、他のランタンとの併用も考えてみてください。

ガソリンランタン

ガソリンランタンとはホワイトガソリンを燃料とするランタンのことです。

ホワイトガソリンの引火点がマイナス40度ほどのため、冬場でも安定した火力で使用することができ、光量も大きく明るいのが特徴。冬場にキャンプを楽しみたい方には特におすすめです。

しかし、ガソリンランタンはジェネレーター（ランタンの支柱近くに垂直に伸びるパーツのこと）やマントル（ランタンの中心部にある光の元となる部分）の交換など定期的なメンテナンスが必要で、使用前にもポンピングやマントルの空焼きなどのちょっとした手間があります。

ランタンの扱いに慣れている方や、メンテナンスも楽しみたいという方にはおすすめです。

LEDランタンの選び方

各メーカーが多種多様なLEDランタンを展開しているため、種類が多く、自分に合ったものを選ぶのは難しいですよね。

ここではLEDランタンの選び方について、使用目的を考えながら下記の4つのポイントに分けて解説します。

一つずつみていきましょう。

用途に合った明るさを選ぶ

ランタンを使用する場所によって、必要な明るさは異なります。

LEDランタンの場合は「ルーメン（lm）」で表します。

目安として以下の表を参考にしてください。

用途に合わせて「メインランタン」と「サブランタン」を使い分けることがおすすめです。

給電方法で選ぶ

LEDランタンの給電方法にはいくつかの種類があります。

電池式

電池式は充電の必要がなく、電池を交換すれば連続使用できることが特徴です。

充電方法のない長期キャンプや災害時に活躍します。

充電式

充電式は主にUSBを使用して充電するタイプのLEDランタンです。

経済性が高く、モバイルバッテリーを使用して充電することもできるので普段使いにおすすめです。

ソーラー充電式

太陽光で充電できるソーラー充電式のLEDランタンは、天候に左右される欠点がありますが、ソロテント内の明かりには十分使用可能な光源です。

自分の用途にあった給電方式を選ぶようにしましょう。

ライトの色合いで選ぶ

LEDランタンのライトの色は大きくわけて暖色系と白色系の二種類があります。

細かい作業などをするなら白色系を選ぶ、穏やかな空気の中で談笑する際には暖色系を選ぶなど、用途に合わせて使用することをおすすめします。

LEDランタンによっては光の色を変えられる機能がついているものもあるので、光の色をしっかりと確認するようにしましょう。

機能性で選ぶ

近年、進化するLEDランタンには、基本的な機能に加え、様々な便利機能が搭載されています。

代表的なものは下記の通りです。

エマージェンシーライト機能

エマージェンシーライト機能は使用すると赤色などが点滅し、緊急時に周囲に自身の存在を知らせることができます。

モバイルバッテリー機能

USB充電式のLEDランタンの一部は、スマートフォンなどの充電器としても使用できます。

【メイン使いにおすすめ】1000ルーメン以上のLEDランタン4選

まずはメインランタンとして活躍するLEDランタンをご紹介します。

光量が大きいだけでなく、機能に特徴のある製品を中心にピックアップしました。

コールマン ランタン バッテリーガードLEDランタン/1000

コールマンのバッテリーガードLEDランタン/1000は電池式の多機能ランタンです。

メインランタンとして使用可能な1000ルーメンの光量から、深い時間の語り合いやテント内での照明に対応できる250ルーメン、常夜灯として使用可能な75ルーメンとさまざまな場面で活躍するモード機能を搭載。

電源オフ時には電極が電池と離れることによって電池の消耗を抑えるバッテリーガード機能が採用され、電池が長持ちします。災害時にも役立つ優れた製品です。

ワック LED LANTERN2

ワックのLED LANTERN2は最大光量1650ルーメンの大容量バッテリー搭載LEDランタンです。

最大の特徴はそのタフな構造による防水性です。IP67相当の防水・防塵性能は使う場所を選ばず、どんなフィールドでも性能を発揮してくれます。

ライトの色も暖色・昼光色・白色と三色切り替え可能、更に四段階調光可能なのでどんなシーンにも合った光を作り出すことができます。

高性能ながらサイズも比較的コンパクトで持ち運びも便利です。

ジェントス エクスプローラー EX-1300D

ジェントスのエクスプローラー EX-1300Dは電池式の高機能ランタンです。

電池式には珍しい、ライトの色を変えられる機能が搭載されているのが最大の特徴です。

最大1300ルーメンの明かりはメインランタンとして使う上で十分な明るさがあり、調光機能も搭載され、シーンを選ばず活躍します。

また、災害時に使いやすい電池式なので、防災・非常用ランタンとして避難キットに加えるのもおすすめです。

ロゴス 野電 パワーストックランタン2600・フルコンプリート

ロゴスの野電 パワーストックランタン2600・フルコンプリートは大容量の充電機能を持つLEDランタンです。

スマートフォンを約10台分フル充電できるバッテリー容量は大人数でのアウトドアシーンでも便利。

コンセントとシガーソケットから充電可能なので、キャンプ場などへ向かう車内でも充電できます。

メインランタンとして使用可能な1300ルーメンの明るさと、ライトの色を変更可能なので環境を選ばず活躍します。

2泊3日など、長期のキャンプで使用したい方におすすめの製品です。

テント内や移動におすすめのLED8選

ここからはテント内での使用や、軽装備で移動する時に活躍するLEDランタンをご紹介します。

テーブルランタンとしての使用も可能な使い勝手の良い製品を中心にピックアップしました。

レッドレンザー ML4

レッドレンザーのML4はコンパクトで高機能なLEDランタンです。

マグネティックチャージシステムを導入しており、充電式ランタンにありがちな端子の損傷が起きにくいことが一番の特徴です。

軽くてコンパクトなので、サコッシュなどキャンプ中に身に着けている小さなバッグに収納することができるのもメリット。

さらに、充電が切れた際は市販の単三電池と交換することで電池式のランタンとしても使用できます。

普段使いから災害時の対策まで、ひとつ持っていて損はしない製品です。

シープノット KURUMI LIGHT ウォールナット 2WAY LEDランタン

神戸発のメーカーであるシープノットのKURUMI LIGHT ウォールナット 2WAY LEDランタンは、落ち着いたデザインが特徴のLEDランタンです。

光に指向性を持たせるシェードが付属しているので、テーブルランタンとしてもテントランタンとしても活躍します。

モード切替をすることでフラッシュライト（懐中電灯）として使用することもできるので、夜間の活動の光源としてもおすすめです。

デザインだけでなく、機能面でもしっかりとおすすめできる製品です。

プリズム クレイモア ウルトラ ミニ

プリズムのクレイモア ウルトラ ミニは同メーカーの人気商品クレイモアシリーズの小型版です。

小型版ですが、同クラスの小型LEDランタンと比べて明るいのが特徴です。

500ルーメンの明るさがあればソロキャンプならメインランタンとして使用することも可能なので、使い方の幅が広がります。

IP64相当の防水・防塵性も備えているので環境を選ばず使用可能。

本体についているフックをスタンドのように使うこともできるので、アウトドア用に限らず、暗所での作業などにも使えるおすすめの製品です。

コールマン ラギッドパックアウェイランタン

コールマンのラギッドパックアウェイランタンは、災害対策用品としてもおすすめのLEDランタンです。

最大の特徴は給電方式、リチウムイオン電池とアルカリ電池に対応しているため、充電式として使用することも、電池式として使用することも可能です。

携帯の充電に使うことも可能なので、災害時の備えとしてもおすすめできます。

基本的なスペックも実用レベルなので、最初に買うLEDランタンとしてもおすすめです。

ディーオーディー LEDソーラーポップアップランタン

ディーオーディーのLEDソーラーポップアップランタンは、ソーラー充電機能もついた3電源式のLEDランタンです。

USBケーブルの充電とソーラーパネルを使用した充電の他に、アルカリ電池を使用できるのが最大の特徴です。

給電方式を選ばないので、災害時の備えとしてもおすすめ。

基本的なスペックを兼ね備えたマルチなLEDランタンなので、普段使用するアイテムの中にひとつ加えておくことであらゆる状況に対応できます。

キャプテンスタッグ 雷神 COBランタン ミニ

キャプテンスタッグの雷神 COBランタン ミニは基本的な性能を兼ね備えた電池式のLEDランタンです。

老舗アウトドアブランドであるキャプテンスタッグは価格を抑えながらも実用的な製品が多いです。

この製品もLEDランタンとして基本的な性能を抑えつつ価格を抑えた魅力的なアイテムとなっています。

電池式のメリットである連続使用の容易さなど、災害対策用品としてもおすすめ。

四方に明かりが反射する構造なので、テーブルランタンとしての利用に適した製品です。

ゴールゼロ ライトハウス マイクロフラッシュ

ゴールゼロのライトハウス マイクロフラッシュは機能性と携帯性に優れたLEDランタンです。

フラッシュライトとして使用することも可能で、その際の明るさは最大150ルーメンもあり、一般的な懐中電灯より明るく夜道を照らすことができます。

ランタンとしての使用も十分に実用レベルの明るさなので、テント内からテーブルランタン、さらには夜間活動の明かりとして利用可能。

軽くてコンパクトな製品なのでバックパックでのキャンプでも便利に使え、場所を選ばず活躍します。

USB充電用のコネクターが本体についているため、ケーブルいらずで充電できるのもおすすめです。

スノーピーク たねほおずき

スノーピークのたねほおずきは、そのデザイン性の高さから人気のLEDランタンです。

給電方式は電池式を採用しており、柔らかな光でテント内やテーブルの上を優しく照らします。

照度は高いとは言えませんが、そのかわり長時間使用可能なLEDランタンなので、就寝時の常夜灯としてもおすすめです。

小型のテントやタープなど、自分の活動する場所にそっと置くだけで暖かな空間を作り出すことができます。

キャンプでLEDランタンを使用するメリット

LEDランタンを使用するメリットは以下の5つです。

一つずつ見ていきましょう。

初心者でも扱いやすい

LEDランタンは、ボタンやスイッチを軽く押すだけで点灯できるので、初心者でも簡単・安全に使うことができます。

また、明るさを段階的に調整できる商品が多く、必要な明るさに簡単に調節できます。

安全性が高い

LEDランタンは、電気で光源を灯すランタンなので、燃焼式のランタンと異なり、火や熱が発生しません。

そのため、テント内などの密室で使用しても、一酸化炭素が発生しないので、中毒事故の危険がなく、点灯させたまま持ち運んでも、火傷の心配もありません。

災害時でも利用しやすい

災害時は、燃料不足が深刻な問題となります。しかし、LEDランタンであれば特別な燃料を必要しないため、手軽に利用することができます。

LEDランタンの給電方式には、USB充電式や電池式、ソーラー充電式などがあります。

ほかにも、手回し発電で充電できるものなど、様々な機能を持つLEDランタンが販売されているため、災害時の利用を考えている場合は給電方式を意識すると良いでしょう。

長く使用できる

LEDランタンは、消費電力が少ないため、長時間点灯できる製品が多数あります。

キャンプや災害時など、長時間照明が必要なシーンにおいて、これは大きなメリットとなります。

さらに、LEDは従来の照明器具と比べて圧倒的に寿命が長いため、ランタン本体を買い換える頻度も少なく済みます。

長持ちする明るさこそ、LEDランタンの最大の特徴と言えるでしょう。

特別なメンテナンスは不要

LEDランタンは燃料を使用しないため、メンテナンスの手間がほとんどかかりません。

燃焼式のランタンと異なり、ホヤが煤で汚れたり、黒ずんだりすることがありません。

また、多くのLEDランタンはガラス製ではなく、プラスチックや樹脂製なので、落としても割れにくく、破損による交換の手間もありません。

LEDランタンのメンテナンス・保管方法

簡単なメンテナンスをするとLEDランタンを長く愛用することができます。

ここでは簡単なチェックやメンテナンス、保管方法についてご紹介します。

メンテナンス・チェック方法

保管方法

長期間使用しない場合は電池を抜く

電池式のLEDランタンは、長期間使用しない場合は電池を抜いておきましょう。電池を入れたまま放置すると、液漏れや腐食の原因になる可能性があります。

湿気の少ない場所で保管する

LEDランタンは、湿気の少ない場所で保管しましょう。カビやサビの原因になるだけでなく、電気系統の故障にもつながる可能性があります。

定期的にメンテナンスする

定期的に点検・清掃を行い、常に良い状態を保ちましょう。特に、充電式の場合は充電池の劣化にも注意が必要です。

まとめ

今回はキャンプにおすすめのLEDランタンをご紹介しました。

多様な機能と安全性で、キャンプをより楽しく、快適に演出するLEDランタン。

ちょっとしたコツで長く使い続けることができるので、用途や使用環境を考えて、ご自身の使い方に合ったランタンを選んでみてください。

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