車中泊で困ったこと第1位は「お風呂やトイレ」と「暑さ・寒さ対策」|MOTA「車中泊」アンケート調査レポート【2022年】
- 筆者: MOTA編集部
MOTAは、2022年7月に、過去3年以内に車中泊を経験したことのある人を対象に「車中泊に関するアンケート」を実施しました。今回は、その結果をレポートします。
過去3年以内に車中泊を行なった人を対象にアンケートを実施
近年のアウトドアブームで、テントを持たずクルマの中で寝泊りして旅行をする「車中泊」を楽しむ人が増えているという印象があります。しかし、実際に車中泊をした経験のない人とっては、その実態はよく見えないものです。
今回は、過去3年以内に車中泊を行なった人に、「車中泊の面白さ」「困ったこと」などをお聞きしました。
調査概要
調査内容:車中泊(クルマ内での宿泊を伴う旅行)に関するアンケート
調査目的:車中泊(クルマ内での宿泊を伴う旅行)に関する実態および意識の調査
調査対象:過去3年以内に車中泊を経験したことのある人
サンプル数:120人
調査手法:インターネット調査(Surveroidを利用)https://surveroid.jp/
調査エリア:インターネット調査用パネルからランダムに抽出
調査実施日:2022年7月28日から29日の2日間
年間の実施回数は「1〜3回」が77.5%で断然トップ
まずは「車中泊は年に何回ぐらい行きますか?」の年間実施回数から。「1〜3回」が77.5%で、2位の「4〜6回」(12.5%)と大きく差を開けてのトップ。
ただ「10回以上」と答えたヘビーユーザーが6.7%もいらっしゃいました。これは、日頃から車中泊に必要なツールをクルマに詰め込んでいて、いつでも気軽に出かけられるようにしているのかもしれませんね。
続いて「コロナ以前と比較して、車中泊へ出かける機会が増えたか」という質問です。さまざまなメディアやニュースを通して、これまでのアウトドアブームでは増えているという印象がありましたが、今回の結果は「変わらない」(40.8%)で1位。2位は「減った」(34.2%)。
「増えた」と答えたという人は25.0%にとどまりました。コロナの影響で「増えている」と思いがちですが、この結果については、少し意外な結果でした。
年齢別では「30代」が唯一、「減った」より「増えた」が上回っていただけでした。やはり小さなお子様を持つファミリーにとっては、レジャーの選択肢として「車中泊」が選択されているようです。
車中泊は「1人」(40.8%)、「2人」(41.7%)で、少人数が主流派
「車中泊は何人で出かけることが多いですか?」という質問では、「2人」(41.7%)が1位で、「1人」(40.8%)が僅差で2位。50代のユーザーが「3人以上」(3.8%)と他の世代と比べて圧倒的に低いことがわかりました。
また、「誰と出かけることが多いですか」の結果を年齢別で見ると、20代・30代の「家族みんなで」、50代・60代の「夫婦ふたり旅」という行動パターンが見えてきます。ただ何より「自分1人で」がどの世代でも多かったのには、車中泊の「自由気まま」なスタイルがそうさせているのではないでしょうか。
「道の駅」(65.0%)、「高速道路のSA・PA」(52.5%)が車中泊に人気
「どの施設での車中泊が好きですか?」という質問に対しては、1位が「道の駅」(65.0%)、2位「高速道路のSA・PA」(52.5%)、3位が「キャンプ場」(30.8)、4位が「RVパーク」(6.7%)と続きました。
1位・2位と3位・4位の大きな違いは「予約が必要かどうか」という点が考えられます。スケジュールに縛られずに自由に旅を楽しみたい車中泊ファンの回答結果に納得できます。
ただ、道の駅、高速道路のSA・PAの中には車中泊での利用を禁止している施設もあるので、事前にチェックするか、現地での利用案内をしっかり確認するようにしましょう。
車中泊の良さ1位は「費用が安い」
「車中泊の良さ」という質問では、やはり「費用が安い」が64.2%で1位でした。2位以下は「時間の制約がなく、旅のスケジュールが組める」(61.7%)、「アウトドア気分が楽しめる」(47.5%)、「予約なしでも宿泊できる」(44.2%)と続きます。
これらの結果から、車中泊を選ぶ理由として「費用が安くて」「アウトドア気分が楽しめて」「自由気ままなスケジュールで旅ができる」という車中泊ファンの意識が見えてきました。
車中泊で困ったこと1位は「お風呂やトイレの対応」と「暑さと寒さ」
一方、「車中泊で困ったこと」という質問では、トップ3は以下のとおりです。1位が同率で「お風呂やトイレなどの対応」と「暑さや寒さ」(51.7%)、3位が「寝心地の質」(47.5%)。
「お風呂やトイレなどの対応」については、最近はスーパー銭湯などが併設されている「道の駅」などが好まれて利用されているようです。
全体4位だった「安全面に対する不安」(40.8%)は、特に60代の人の中では困ったことに56.5%で、60代の順位では2位に位置しています。
また全体5位の「他人による騒音」(30.0%)は、話し声だけでなく、アイドリングの音で、利用者間のトラブルに発展することがあるので、ご注意ください。
車中泊のために新調したものは「ベッドマット」と「遮光用カーテン」
「車中泊のために購入したものがあるか」という質問に、約半数(47.5%)の人が「はい」と答えました。
「購入したもの」で多かったのは、「ベッドマット」(68.4%)、「遮光用カーテン」(61.4%)。寝心地や睡眠の質を高められるアイテムが1位2位を独占しています。やはり旅だけに翌日の体調も万全でありたいですよね。
続く3位は「電源設備・大容量バッテリー」(38.6%)。これさえあれば、自宅で使っている電化製品をクルマに積み込んで、まるで自宅にいるかのような快適な車中泊をすることもできます。
さらに「今後購入したいアイテム」を尋ねると、「ベッドマット」(30.0%)と「電源設備・大容量バッテリー」(30.0%)が同率トップ。3位が僅差で「遮光用カーテン」(29.2%)。4位以下は「テレビ」(20.8%)、「簡易トイレ」(17.5%)と続きます。ちなみに「ない」と答えた人は27.5%もいました。
この結果から、一見いらないと思ったアイテムでも、「あったら便利かも」という車中泊経験者の意見が見えてきます。
車中泊はルールを守って楽しみましょう。
コロナ禍の中で、人との接触を極力避けることができる旅のスタイルとして注目されている「車中泊」。それだけに、アンケートでの「困ったこと」が少しでも解消され、特に利用者間でのトラブルのないことを願っています。車中泊を愛するみなさん、そしてこれから車中泊をはじめようとしているみなさん、ぜひルールだけは守って、車中泊を楽しみましょう。
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