大雪で大パニックも! 都市部で雪道を運転する際に気をつけたいポイントとは

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2022年2月10日(木)は東京など関東平野部でも大雪が予想されている。雪国に住んでいる人であれば、慣れていることもあるだろうが、都市部ではそうもいかない。今回は都市部での大雪で知っておくべき運転方法を紹介したい。

目次[開く][閉じる]
  1. 雪道に慣れていない人は運転しない方が良い
  2. スタックが起きた際にはゆっくりとアクセルを踏んで脱出すべき
  3. パッと見で分かりにくいアイスバーンは特に慎重な操作を心がけたい

雪道に慣れていない人は運転しない方が良い

まず、雪に慣れていない中でのクルマの運転は危険だ。雪国ではスタッドレスタイヤに履き替えたり、チェーンを備えていたりする。また、クルマにはいつもスコップを用意し、タイヤの前に集まった雪を取り除くなどといった対策も講じている人が多いだろうが、都市部ではなかなかそんな装備を用意している人は少ないだろう。

そのため積雪が多い場合、雪道の運転に慣れていない場合には、スタッドレスタイヤを装着していてもクルマの運転は避けるべきだ。

例えば首都高速では先月の大雪の際にトラックが横転する事故が起きたほか、約10時間にわたって立往生が発生した箇所もあった。今回、すでに首都高速などでは計画的な通行止めを検討しているとの報道もある。なるべくクルマでの外出は避けるべきだと言えるだろう。

スタックが起きた際にはゆっくりとアクセルを踏んで脱出すべき

次にどうしても運転しなければならない場合、スタッドレスタイヤやチェーンを付けていたとしても起こる危険性がある、注意すべき2つのポイントを紹介したい。

まず注意すべきなのはスタックだ。スタックとは道のぬかるみや雪道などにタイヤが埋まってしまい、動けなくなる現象のことを指す。

クルマがすっぽりと溝にハマってしまい、動かない! という時、焦ってアクセルを踏むのは禁物。ゆっくりとアクセルを踏み、クルマをジワジワと動かすことが大事だ。

それでもタイヤが空転するようなら、車両を前後に動かしてタイヤの接地面を踏み固めていく。そして、脱出できそうな状況が訪れた時にも焦らずにアクセルを踏みすぎないようにしたい。

毛布やフロアマット、チェーンなどを駆動輪の前にかませてグリップしやすい状況を作ることも効果的だ。

ほかにも、立ち往生してしまった場合にはタイヤ周辺の雪を取り除けるよう、スコップを使う、足でタイヤ周辺を踏み固めてタイヤ前の地面をなるべく平らにすることも良いだろう。また、同乗者などにクルマを押してもらうといった手段も使える。

パッと見で分かりにくいアイスバーンは特に慎重な操作を心がけたい

次にアイスバーンについても紹介しよう。

アイスバーンは路面上の水分が凍結して起こる現象で、非常にタイヤが滑りやすい危険な状態だ。

雪がタイヤによって踏み固められて起きる圧雪アイスバーンは光を反射するため、路面をよくチェックしたい。また、ブラックアイスバーンは薄い雪の膜が張っているような状態で、夜間は濡れているだけの路面と見分けがしづらいため、凍結していることに気づきにくいのが特徴だ。

これらの対策としては急ハンドルや急ブレーキなどの動作を避けること、通常よりも車間距離をあけておくこと、ブレーキロックを避けるために強くブレーキを踏むのではなく、何回か小分けにブレーキを踏むことなどが挙げられる。

特に都市部では交差点付近や陽の当たらない場所などで起こりやすいため、日頃よりさらに注意して運転するようにしてほしい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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