自動車購入時にかかる費用のすべて(中古車編)

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新車に比べると税金面が割安になります

中古車を購入する場合も新車と同様にクルマ自体の価格である車両本体価格だけでは購入することはできません。税金や自賠責保険、リサイクル料金、登録手数料などの諸費用が必要となります。中古車販売店の展示場にズラッと並んだ中古車にプライスボードが付いているのを見たことがあると思いますが、この金額は車両本体価格だけのことが多いので購入時には注意が必要です。

残車検の長いクルマならランニングコストを抑えられる

中古車は新車に比べると納付する税金が安くなります。もし、気に入ったクルマにまだ車検が残っていれば自動車重量税は支払わなくいいですし、取得価格が50万円以下の中古車ならば、自動車取得税もかかりません。ただし、自動車税や消費税は新車と同様納付しなければなりません。ということはできるだけ、車検期間が多く残っている中古車のほうがランニングコストは安くなるといえます。

ただし、車検が残っている中古車の場合、自賠責保険料の未経過分を支払うのが一般的です。そして最初のオーナーさん預託しているリサイクル料金も支払う必要があります。そのほかでは販売店手数料となるクルマの名義・ナンバー変更を代行してもらう登録代行費用やお店から自宅までクルマを運んでもらう納車費用、クルマの保管場所を登録してもらう車庫証明費用、そして納車前に行う整備費用を支払う必要があります。しかし納車費用や車庫証明費用などは自分で行えば節約できますので、契約時に相談してみましょう。

中古車を購入する場合、トラブルになりやすいのがこの諸費用なのです。販売店手数料はお店によって異なるため、車両本体価格は安くても、諸費用を足したら非常に高くなってしまったというケースがあります。したがって中古車を購入する場合は車両本体価格ではなく、諸費用を含めた支払総額で比較することをオススメします。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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