ジャガー XJ 試乗レポート／岡本幸一郎(1/3)
- 筆者： 岡本 幸一郎
- カメラマン：オートックワン編集部
美しい新型XJのエクステリア
数ある高級車ブランドの中でも、ジャガーは特別だなと感じさせるのは、デザインの美しさへの執着だ。
新しいXJがこういうスタイリングになることは、すでに多方面で報じられていたので、心の準備はできていたつもりだったが、実車を目の前にすると驚かずにはいられなかった。美しすぎる・・・。
長年ジャガーの代名詞となっていた、これまでのXJのスタイルも、筆者は今でも大好きだし、同様に思っている人も少なくないはず。ただ、いつまでもジャガーがそれに頼っているわけにいかないのは、ジリ貧の販売に見え隠れしていた。
新境地を求めたジャガーは、XFで新たな方向性を打ち出し、それは概ね好意的に受け入れられた。そして新しいXJで、さらなる極みに達したというわけだ。
しかもXJといえばアルミボディ。新しいXJに与えられたボディパネルのディテールの繊細な表情を見るにつけ、造形が難しいとされるアルミで、よくぞこれほどの表現ができたものだという部分にも感心させられる。
とにかく新しいXJは、おなじみのスタイルとは決別しつつも、すでにジャガーのフラッグシップとしての風格を放っている。これが新しいXJのスタイルとして定着するにも、それほど時間は要さないだろうと思う。
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ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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