【新型ヴェゼルグレード比較】ベースグレードと最上級モデル約60万円の差は車内装備に違いが! 実は最上級グレードがお買い得かも
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:MOTA編集部
やっと発売にこぎつけたホンダ 新型ヴェゼル。今回は大きく3つのグレードがラインアップされており、ハイブリッドモデルに限って言えばベースグレードと最上級モデルの価格差は約60万円にも及ぶ。結論からいえばベースグレードでも十分な内容であるのだが、最上級モデルはオプションいらずってほど充実の装備であった。果たしてどんな違いがあるのか? 商談前にぜひこの記事を!
売り上げのほとんどがハイブリッド! その内訳は9割に上る
2021年4月22日に発売されたホンダ 新型ヴェゼルは、ガソリンとe:HEVと名付けられたハイブリッドモデルの2本立て。新型ヴェゼルの予約受注の状況をみると、じつに9割をハイブリッドモデルを占めているため、今回はハイブリッド同士で比較を敢行!
具体的にはハイブリッドモデルのベースグレードe:HEV X(265万8700円)と最上級モデルe:HEV PLay(329万8900円)だ。
外観の違いはほぼなし! ホイールとわずかにグリルデザインが異なる
まずはエクステリアの違いから見ていこう。結論からいうと外見上の違いはホイールとグリルのみ。通常60万円も差がある場合、ハロゲンあるいはLEDというようにヘッドライト、あるいはライトのデザインが異なる場合がほとんどだが、新型ヴェゼルの場合その違いはないのだった。
唯一の違いといっていいホイールとグリルだが、Xの場合16インチホイールとなる。それ以上のe:HEV ZあるいはPLaYには18インチホイールが装着される。
そしてグリルは一見違いはないのだが、PLaYはフロントグリル左側に小さくトリコロール柄のアクセントを取り入れているのだった。
ちなみにフロントグリルにアクセントが挿入されているのはPLaYのみで、それ以外のグレードはボディ同色となる。
最大の違いは車内にアリ! 内装色と装備がまったく異なる
エクステリアの違いはほとんどなかったが、もっとも差が現れているのが車内だ。
具体的にはe:HEVXの場合、内装色はブラックのみ。そしてシート地はファブリック(布)シートしか選べない仕様となっている。
対して最上級グレードのe:HEV PLaYはグレージュと名付けられたコンビシートとなる。色合いは写真の通りグレーとホワイトレザーを組み合わせたモノで、実際に乗り比べてみると最上級グレードの方が明るい色合いということもあり、開放感あるイメージだ。
最上級グレードはコネクテッドナビも標準!もはやオプションいらず
実は新型ヴェゼルの注目ポイントはスマホが鍵となり、さらには車内Wi-Fiにも対応したコネクテッド機能にある。
この機能を堪能するにはメーカーオプションのホンダコネクテッド9インチナビが必須となるのだが、最上級グレードのPLaYは標準装備となっている。
そのほかのグレードはオーディオレスとなっており、装着するには別途22万円が必要となるのだ(ホンダコネクトナビとETC2.0のセット料金)。ちなみにPLaYはコネクテッドナビのほか、ETC2.0も標準装備となるなど、一見高額に見えるがトータルで考えるとじつはお買い得とも言える。
>>ヴェゼルのコネクテッドナビは何ができる? その答えはコチラ
シートヒーターなどわずかに空調装備に違いアリ
空調機能を見てみると、どちらもフルオートエアコンが装備される。ここまでは同じなのだが、シートヒーターに違いがある。最上級のPLaYにはシートヒーターが備わるのだが、Xは4WDモデルにのみ装備されるのだ。
空調の話をしたので、ついでにちょっとマニアックなエアコンの機能の違いも紹介したい。
今回取り上げているベースグレードのe:HEV Xとe:HEV PLaYとは直接関係ないのだが、真ん中のグレードの当たるe:HEV Zのみ左右独立式エアコンを採用している。こちらは文字通り左右それぞれで温度調整ができるモノで、かつては高級車市場で見受けられたのだが、昨今は大衆車にも採用が広がってる機能だ。
なぜだか、最上級グレードには装備されないので、左右独立エアコンが欲しい人は中級グレードのe:HEV Zをオススメする。
USBポートの数、そして充電スピードにも違いが!
今や軽自動車にすら当たり前についているUSBポートだが、新型ヴェゼルにももちろん用意されている。フロントシートに2つ急速充電対応のモノが標準装備となるのだが、違いは後席にある。
中級グレード以上を選ぶとフロントシートと同様に急速充電対応のUSBポートがふたつ備わるのだが、Xに関してはそもそも設定すらされていないのだ。
今回は新型ヴェゼル e:HEV(ハイブリッドモデル)のベースグレードと最上級グレードの装備差を比較してきたが、この60万円という価格差は納得の結果であった。
内装色の色合いから、コネクトナビが標準、さらにはUSBポートの多さなど、最上級グレードを名乗るのにふさわしい内容であった。諸々計算してみると、むしろ60万円の価格差は安いのではないだろうか?
一見すると車両本体だけで約330万円ともはや高級車並みのプライスだが、もしかするとPLaYこそが一番買いなのかもしれない。今週末、もしくはゴールデンウィーク中に新型ヴェゼルの商談をする際は、この記事を参考にしてほしい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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