【予算300万円のミニバン選び】ホンダ フリードとトヨタ シエンタをガチ比較! 燃費だけならシエンタだが、使い勝手ならフリード(2/2)
- 筆者: まるも 亜希子
- カメラマン:MOTA編集部
シートアレンジのしやすさに違いが! 操作の手軽さで選ぶなら僅差でフリード
室内の使い勝手を比べてみると、大きな違いは3列目のシートアレンジとラゲッジの使い方です。
フリードは手軽さがイイ! 自転車&ベビーカーもラクラク積載
ホンダ フリードは、3列目の座面を5:5分割で左右に跳ね上げるタイプ。
少し手間はかかりますが、低いフロアと高い天井を持つフリードのラゲッジはベビーカーを立てて積むのにピッタリ。2列目シートがセパレートタイプなら、その隙間を使って26インチの自転車もラクラク積載。これはかなり便利です! ただ運転中の後方視界がやや遮られるのが弱点ではありますが。
手間はかかるが、シエンタはまっ平なフロアが自慢
シエンタの3列目シートはダイブダウン機構が特徴で、2列目シートの下に格納されるので、出っ張りのほとんどないラゲッジ空間が作れます。
ただ、ダイブダウンするには毎回2列目シートを浮かせる必要があるので、チャイルドシートを設置している場合はちょっと面倒なのが玉にキズ。
シエンタには、子どもがチャイルドシートを卒業してからのファミリーの方が向いているかもしれません。もしくは、普段は2列5人乗りとして使い、いざという時は3列7人乗りにもなる、という感覚の方がいいと思います。
燃費の差はわずか! だが街乗りメインならシエンタに軍配
さて、最後にランニングコストを比べてみます。フリードは1.5リッターエンジン+1モーターのハイブリッドで、エンジンをメインにモーターがアシストするイメージ。WLTCモード燃費は20.8km/Lとなっています。
シエンタは1.5リッターエンジン+2モーターのハイブリッドで、積極的にモーターを使って走るタイプ。WLTCモード燃費は22.8km/Lとなっています。
月500キロ走行で燃料代はわずかにシエンタが安い
2つの特徴を大まかに分けると、フリードは高速走行で効率の良さを発揮し、シエンタは渋滞時を含むチョイ乗りの多い市街地でメリットが大きいと言えるでしょう。
なので実用燃費も、高速走行が多い・少ないで変わってくるのですが、高速:市街地が半々くらいの場合は、総合するとフリードが約18.0km/L、シエンタが約20.0km/Lくらいと、1〜2km/Lほどしか変わらないというのが正直なところ。
レギュラーガソリンが143.4円(全国平均・4月12日現在)で月500km走行すると、ガソリン代はフリードが約3983円、シエンタが3585円という結果です。
家族で長期間使うならフリード。街乗り中心ならシエンタがオススメ
オススメのオプションは、フリードは室内で過ごす時間を便利にしてくれる「シートバックテーブル」9900円。ドリンクホルダーやコンビニフックがあり、格納タイプで使わない時も邪魔にならないのがいいですね。
シエンタでは、子どもが汚れたまま座ったり、飲み物をこぼしても安心な「フルシートカバー(撥水)1・2列目用)3万4650円。SRSサイドエアバッグにも対応しているので、安心ですね。
というわけでまとめると、ベビーカーから自転車などまで積めて、先進の安全運転支援技術も充実していて遠出も安心、子どもの誕生から大きくなるまで長く使えるフリード。
コンパクトカーの延長のような運転しやすさがあり、街中のチョイ乗りでも燃費がよく、AC100Vコンセントが使えるなどハイブリッドならではの便利さもあるシエンタ。あなたのファミリーには、どちらが合いそうですか? ぜひじっくり選んでくださいね。
【筆者:まるも 亜希子】
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