大人気スライドドア付き軽自動車TOP5をランキング形式で徹底比較!子育て家庭必見です!(2/2)

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機能別おススメ車種ランキング!

ここからは、スライドドア付き軽自動車で気になる機能別におススメ車種を紹介するので、優先度の高い項目を重点的にチェックするとよいだろう。

スライドドア付き軽自動車 機能別ランキング
1位2位3位

燃費

スペーシア

キャンバス

タント

コストパフォーマンス

N-BOX

スペーシア

タント

スライドドアの使いやすさ

タント

N-BOX

スペーシア,キャンバス

車内の快適性

デイズルークス

N-BOX

スペーシア

室内装備の使いやすさ

スペーシア

タント

デイズルークス

運転のしやすさ

N-BOX

スペーシア

キャンバス

安全装備の性能

N-BOX

スペーシア

タント,キャンバス

総合評価

N-BOX

スペーシア

タント

スライドドア付き軽自動車 機能別比較|燃費・価格

JC08モード燃費を標準ボディのノーマルエンジン搭載車(2WD)で比べると、数値が最も優れているのはスペーシアハイブリッドGの30km/L、次はムーヴキャンバスの28.6km/L、続いてスペーシアハイブリッドXの28.2km/Lになる。スペーシアは同じ標準ボディでも、ハイブリッドGの車両重量は850kg、上級のハイブリッドXは870kgになって燃費数値も異なる。

さらにタントは28.0km/L、N-BOXは27.0km/Lだ。このあたりの燃費性能は同等と考えて良い。

ただしデイズルークスは、エンジンの設計が古いこともあって22.0km/Lまで悪化する。

価格については、背の高いスライドドアを装着した軽自動車は競争が激しいため、標準ボディの買い得グレードはすべて140~150万円に集中している。そのラインナップは以下の通りだ。

スライドドア付き軽自動車人気5車種 燃費・価格表
車種グレード価格JC08モード燃費

ホンダ N-BOX

G・L ホンダセンシング

1,499,040円

27.0km/L

スズキ スペーシア

HYBRID X

1,468,800円

28.2km/L

ダイハツ タント

X“SA3”

1,420,200円

28.0km/L

ダイハツ ムーヴキャンバス

X“リミテッドSA3”

1,425,600円

28.6km/L

日産 デイズルークス

X

1,425,600円

22.0km/L

これらの中で、機能と価格のバランスが最も買い得なのは、N-BOXのG・Lホンダセンシング(149万9040円)だ。ほかの車種と同等の価格で、安全装備が際立って優れているために買い得となった。

2位はスペーシアハイブリッドX(146万8800円)。競争が激しいために、後からデビューした車種ほど機能を充実させて価格を割安に抑える傾向が強い。

3位はタントX・SA3、4位はムーヴキャンバスXリミテッドSA3になる。

スライドドア付き軽自動車 機能別比較|スライドドアの使いやすさ

スライドドアが最も使いやすいのはタントだ。前述のようにボディが左右非対称で、左側の開口幅を1490mmとワイドに確保したから乗降性が優れている。

2位はN-BOX。一般的なスライドドアでは開口幅が最も広く、640mmに達する。

3位はスペーシアとムーヴキャンバスが互角だ。開口幅はスペーシアが600mm、ムーヴキャンバスは595mmだからほぼ同じ数値になる。

もっともムーヴキャンバスの場合、XリミテッドSA3(142万5600円)でも、左側に加えて右側にも電動スライドドアをつけることが出来る、価格の割にスライドドアの機能が充実する。

デイズルークスは、スライドドアの開口幅が580mmで少々狭く、右側の電動機能はオプションだ。

スライドドア付き軽自動車 機能別比較|車内の快適性(居住性と積載性)

ここで取り上げた5車種は、居住性については全車が満足できる。前後席に座る乗員同士のヒップポイント間隔は、N-BOXが1175mm、タントが1120mm、ムーヴキャンバスが1050mm、スペーシアが1035mm、デイズルークスは981mmで、いずれの車種も頭上と足元の空間は余裕がある。

そして前席の座り心地はほとんど差が生じないが、後席は座面のサイズに余裕を持たせたデイズルークスが最も快適だ。これが居住性の1位になる。2位が僅差でN-BOX、3位がスペーシアだ。

タントとムーヴキャンバスは座面の柔軟性が乏しい。床と座面の間隔も不足して、足を前方に投げ出す座り方になるから注意したい。ダイハツはすべての軽自動車にわたり、座面の柔軟性、床と座面の間隔、座面の角度に不満が伴う。

荷室の使い勝手は1位がN-BOX。後席を畳んだ時の荷室容量が最も大きく、特にリアゲート開口部の床面地上高が470mmで最も低い。そのために自転車を積む時でも前輪を大きく持ち上げる必要がない。

逆にムーヴキャンバスは後席を畳んだ時に荷室の床面に傾斜ができて、全高が低いために大人用の自転車などは積みにくい。

スライドドア付き軽自動車 機能別比較|室内装備の使いやすさ

1位はスペーシアだ。助手席の前側には上から3つの収納設備が並ぶ。最上段の収納設備には上下に開くフタが装着され、これはスーツケースをモチーフにデザインされた。その下には引き出し式の収納設備があり、ボックスティッシュが収まる。左側には引き出し式のカップホルダーも装着した。最下段は大容量のグローブボックスだ。このほか助手席の下にも容量の大きなアンダーボックスが備わる。後方視界を補う機能として、天井の後端に後方視界支援ミラーを備えたことも安全性の面から注目される。

2位はタントで、助手席の背面をテーブルとして使えるなど工夫を凝らした。

3位はデイズルークスで、後席にもエアコンの風が届きやすくしている。

4位はムーヴキャンバス。後席の下側に引き出し式の収納設備を備え、中敷きを立ち上げるとバスケットになるが、後席のシートアレンジは単純化された。一方N-BOXの室内装備で特に目立つものはないが、収納設備は比較的充実する。また価格は約4万円高まるが、助手席のスーパースライドシートは、用途によっては便利に使える。

スライドドア付き軽自動車 機能別比較|運転のしやすさ

1位はN-BOX。新型では走行安定性と乗り心地のバランスを大幅に向上させて快適性を高めた。実用回転域の駆動力に余裕があるので、運転もしやすい。視界もおおむね満足できる。

2位はスペーシア。ボディが比較的軽いので動力性能に余裕があり、ワゴンRに近い感覚で運転できる。快適性はN-BOXに負けるが、馴染みやすさが魅力だ。アイドリングストップ後の再始動音も小さい。

3位はムーヴキャンバス。運転感覚は平凡だが、足まわりの伸縮性が優れ、乗り心地はN-BOXと同等だ。タントは操舵感が鈍く、デイズルークスは実用回転域の駆動力が不足している。

スライドドア付き軽自動車 機能別比較|安全装備比較

1位はN-BOX。ホンダセンシングの装着によって緊急自動ブレーキの性能が高く、路側帯を歩く歩行者と衝突する危険が生じた時は、電動パワーステアリングに操舵力を与えて回避操作を支援する制御もある。さらに車間距離を自動制御できるクルーズコントロール、操舵支援機能も備わり、作動中にはドライバーの疲労が軽減されて安全性を高める。

2位はスペーシア。前進している時の危険回避性能はN-BOXに負けるが、後退時の安全性は高い。危険を検知した時には、エンジン出力を絞るだけでなく緊急自動ブレーキも作動させる。

3位はタントとムーヴキャンバス。両車ともに2個のカメラをセンサーとして使うことで、緊急自動ブレーキの性能を高めた。歩行者の検知も可能だ。

そうなると歩行者の検知などもできない赤外線レーザー方式のみの簡易型は、デイズルークスのみになる。

スライドドア付き軽自動車 機能別比較|総合評価

総合評価の1位はN-BOX。車内が最も広く居住性と積載性が優れ、安定性と乗り心地も上質だ。そして安全装備と運転支援の機能が突出して優れている。

2位は僅差でスペーシア。上質感ではN-BOXに負けるが、収納設備が使いやすくシートアレンジの操作性も良い。便利で簡単なことに重点を置いたから、長く所有しても飽きにくいだろう。これは先代スペーシアからの特徴でもある。後方視界支援ミラーで車庫入れもしやすく、燃費も良好だ。

3位はタント。ワイドに開くスライドドアなど使い勝手が優れている。子育て世代のユーザーにとって便利な機能を充実させた。

4位はムーヴキャンバス。全高が1700mmを下まわることもあって自転車などは積みにくく、子育て世代をターゲットにしたライバル車とは指向性が違う。魅力は内外装のデザインで、ストライプスカラーは特に映える。荷物を積みやすい「置きラクボックス」が特徴だ。

デイズルークスは動力性能、燃費、安全装備に設計の古さを感じる。後席の快適性は最も高いので、ほかの機能を改善すれば選ぶ価値も高まるだろう。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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