クルマでしか味わえない!辺境グルメ旅Vol.2「アナタは、本当の富士宮やきそばを知っているか!?」(1/3)
- 筆者: Art- Foods
- カメラマン:Art-Foods/オートックワン編集部
このうえなくピュアな辺境グルメドライブへ、イザ!
温泉へ、海へ、山へ。ドライブの目的地は人それぞれだけど、それが1軒の、ごく普通の食べ物屋さんだったらどうだろう。 特別に高級なお店ってワケでもない。ただ駅からも遠く、クルマでしか辿り着けないような辺境の地。例えばそこで出される絶品の塩ラーメンを食べたいがために、ただただ片道2時間クルマを走らせるドライブって、とってもピュアな行動じゃないだろうか。
「~クルマでしか味わえない!~ 辺境グルメ旅」では、食べることの情熱にかけては誰よりも負けないと自負するグルメブロガーさんたちが、自ら探し当てた辺境の名店の数々をレポートしていきます。第二回は、静岡県富士宮市在住のArt-Foodsサンがお届けする「絶品!」富士宮やきそばレポート! まずはお腹を空かせて、バーチャルドライブへGO!
B級グルメの王者「富士宮やきそば」とは何ぞや
今や知らぬヒトはいないという「富士宮やきそば」とは云うものの、市内に150軒以上はあると言われる富士宮やきそばのお店は、地元の人々に親しみ育てられ、それぞれ今に続いている。
いわゆる“町おこし”のための付け焼刃B級グルメではなく、コドモの学校帰りのおやつからおとうさんの一杯の肴、そして手ヌキ専門ぐうたら主婦から食味追求型真剣本気主婦まで御用達の焼そばとして、現在も市内のスーパーでは圧倒テキな販売量を維持しているし、提供するお店も駄菓子屋さんから居酒屋まで数多存在する。
まあエラソなことを吠えても、所詮B級の食べ物なのでお味やスタイルなど千差万別なのであって、コレに商売が絡んでくると「コレって富士宮やきそばと呼んでいいの?」なんてものまで登場しているのは残念なのだな。
しかし一度この麺の独特な食感やお味を知ってしまうと、フツーの焼そば麺ではなんだか物足りないような気がして、やはりその偉大さというか独特な製法による食味の支配力を実感することになる。
元々はごくフツーな焼そば麺であったが、富士宮という立地条件から甲州方面への商品輸送が多く、冷蔵輸送の手段がなかったその昔、日持ちさせるために油をコーティングし高温で蒸しあげ、水分を極端に少なくしたのがその個性テキな味わいを生み出したと言われているのね。調理前の麺に触れるとまるで干乾びた輪ゴムのような感触で(こんなもん食えるのかいな…)という疑惑さえ生ずるのである。しかしよくしたもので、そうした保存期間優先の食品を美味しく食べる工夫も、富士宮という立地条件が全てを解決してくれていた。
富士宮やきそば店は幾多あれど・・・目指すは「うるおいてい」なり!
先ずはキャベツの隠れた名産地であって豊富にあったこと、甲州への幹線道路があるので海沿いの町からサバ・イワシなどの魚粉が安価に流通していたこと、畜産業が盛んで豚の油脂を絞る業種が発達していたこと…などがあって、ココでしか成り立たない要件が幸運にも揃っていたのだな、食文化とはそーゆーものであるのだけれども。
地元の人々に愛されているお店はたくさんあるが、ヨソからドライブがてらこの名物を食してみようではないか…という向きにピッタリな正統派のお店をピックアップしてみた。
駿河湾に流れ込む富士川の支流・潤井川(うるいがわ)の桜並木に接した名店「うるおいてい」さんである。店名もその川にかかる橋“うるおいばし”に因んだものにし、美味しい食事でお客様のココロを潤わせたいと願って命名した…と店主である高野勝也氏は語る。
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