ダイハツ ブーン・ルミナス 試乗レポート(3/3)
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- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:吉澤 憲治(編集部)
ほのかに欧州テイストを感じさせる存在感
1.5Lエンジンと4速ATのコンビは、パワーや燃費のデータではライバルに及ばないけれど、約1.2tのボディを不満なく加速させてくれる。
エンジンノイズ、ロードノイズの遮断も合格点。背の高さがほどほどなのでハンドリングに腰高感はなく、フロントの重さもなく素直に曲がってくれる。前後に長いクルマゆえ身のこなしはおっとりしているが、同じような性格を持ったシトロエンなどが好きな自分にとっては、むしろ心地よかった。
ロングホイールベースが生み出すこうした走り味は、ターゲットとなるニューファミリーに歓迎されるのはもちろん、ひとりで乗っても満足できるものだ。しかも、デザインやパッケージングはワゴンとして考えることもできる。
ヨーロッパのコンパクトカーを思わせるあざやかなボディカラーも魅力。ミニバンとしてだけでなく、コンパクトなマルチパーパスカーとしてもいけるクルマだ。
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