クライスラー グランドボイジャー 海外試乗レポート(1/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:クライスラー日本株式会社
現代ミニバンの立役者、再来
3列シートのミニバンを初めてつくったのはアメリカのクライスラーだった。1980年代初めに発売し、たちまち全米のファミリーカーの主役となった。アメリカのミニバンブームの始まりだった。
当然、ミニバンブームは日本にもやって来た。クライスラーもボイジャー/グランドボイジャーを投入し、ユーザーを増やした。そのボイジャー/グランドボイジャーも初代から数えて5代目へと発展し、今春には日本に上陸する予定。ひと足先にスペインで行なわれた国際試乗会で試乗した。
新型はボディサイズだけでなくエンジン、装備などが新しくなった。特にシートアレンジは日本のミニバンよりも実用性、楽しさが充実している。アメリカ人の遊び心がつまったミニバンに仕上がっている。日本にはロングホイールベースのグランドボイジャーが輸入される。グレードはツーリングとリミテッドの2グレードの予定だ。
300Cのイメージを持たせた5代目ボイジャー・デザイン
現行ボイジャーは曲面的なデザインだったが、5代目は直線を生かしたデザインに変わった。クライスラーのデザイナーの話では、大ヒット中の4ドアセダン、300Cのイメージを生かしたからだという。
ボディサイズは現行よりも全長は30mm、ホイールベースは50mm大きくなったが、全幅は40mm短かく、全高は5mm低い。このサイズは国産のLクラスミニバンと比較しても、全長や全高はあまり変わらない。全幅はちょっと大きい。直線を主体にしたデザインの恩恵は2、3列目のヘッドスペースの広さとして体感できる。現行のような圧迫感はまったくない。カタログデータではルーフの幅は152mmも大きくなっている。
フロントグリルは大きなメッキグリル。これも300Cのイメージ。ボディカラーは9色が試乗会では用意されていたが、日本仕様でもこのカラーバリエーションは踏襲される予定になっている。
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