シボレー コルベットZR1 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
「ZR1」コルベットファンにとって特別なネーミングのアメリカンスポーツ!
アメリカンリアルスポーツの雄であるコルベットは、もともと筆者にとっても超お気に入りのクルマ。
2005年に登場した、「C6」と呼ばれる6世代目の現行モデルは、ついにリトラクタブルヘッドライドが廃され固定式となり、ボディのダウンサイジングとともにロングホイールベース&ショートオーバーハングの運動性能重視のパッケージを採用するなどしたのが特徴だ。
実際、走りのフィーリングはいたって現代的なスポーツカーの味になっていた。そして、ベースモデルでも十分に高性能なところ、さらなるハイパフォーマンスバージョンとして、まず2006年に「Z06」が追加された。
レーシングテクノロジーを注入した、7リッターもの排気量を持つ自然吸気V8ユニットは、最高出力376kW(511ps)、最大トルク637Nm(64.9kgm)を誇り、シャシーも締め上げられていて、ドライブした際には大いに楽しませてもらった。
しかし、今度の「ZR1」はさらに上。ZR1というと、C4型コルベットにおいて、ロータスとのコラボレーションにより開発された、1989年のキング・オブ・コルベットを思い出させる、コルベットファンにとって特別なネーミングである。
正確にいうと、当時のものは「ZR-1」と間にハイフンが入ったのだが、こちらはハイフンなしとなる。最新のZR1は、まずエンジンがとてつもなくパワフルだ。
なにせ、6.2リッターV8にスーパーチャージャーをドッキングさせたコードネームLS9のスペックは、最高出力476kW(647ps)、最大トルクは819Nm(83.5kgm)と、Z06のLS7よりも、さらに130ps以上、200Nm近くもパワーアップしているのである。
パワーウエイトレシオは実に2.36kg/ps、0-400m加速は11.3秒というから相当なものだ。エクステリアも迫力満点!
ワイドボディをまとうZ06も好みだが、目につく多くの部分でカーボン柄を露出させたZR1は、よりスゴ味が増している。
さらに、高性能化されたパワーユニットを象徴するかのように透明な小窓からその姿の一部が覗くカーボン製ボンネットや、4インチもの大径パイプが計4つも並ぶテールエンド、オプションのクロームホイール、ブルーにペイントされた大きなブレーキキャリパーなどなど、ただならぬ雰囲気を漂わせている。
これまで迫力があると感じていたZ06をも大人しいと感じさせてしまうほどだ。
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