キャデラック CTSスポーツワゴン 試乗レポート(1/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:オートックワン編集部
まさに「キャデラックそのもの」なエクステリア
GMの高級車ブランドである「キャデラック」に、ステーションワゴンがラインナップされた。キャデラックの中ではエントリーモデルとなるCTSに設定されており、キャデラックのユーザー層を広げるクルマとなりそうだ。
アメリカでは、かつてステーションワゴンが良く売れた時代があったが、最近ではミニバンやSUVにユーザーを奪われ、ワゴンはほとんど死滅したジャンルになっていた。ワゴンを望むユーザーに選択肢がなくなっていたこともあり、GMは改めてキャデラック CTSでステーションワゴンを復活させたという訳だ。
CTSスポーツワゴンは、SUVやミニバンからラグジュアリーワゴンへとユーザーが回帰することを狙っている。セダンと同じサイズでありながら、使い勝手の良いワゴンへと仕上げたのが、CTSスポーツワゴンの特徴だ。
ボディのフロントセクションから左右のリヤドア部分くらいまでをセダンと共通化し、リヤドアの上部から後ろの部分でルーフを伸ばしてワゴンに仕上げるという手法を採用している。日本車でも、こうした手法で作られたワゴンは過去にあった。
外観デザインは、まさに「キャデラックそのもの」。アート&サイエンスをテーマにしたデザインは初代CTSから採用されており、今回のCTSスポーツワゴンにもそれはしっかりと継承され、モダンで斬新な感覚のエクステリアを形成している。エッジの効いたシャープなデザインは、いかにもキャデラックらしい雰囲気を備えている。
格子状のフロントグリルは、キャデラックの伝統が受け継がれている。角張った形状のヘッドランプはHID方式で、アダプティブ・フォワード・ライティング・システムが採用され、また前後のライトにLEDライトパイプテクノロジーが採用されている。
特徴的なのはリヤビューで、傾斜したリヤウィンドウと縦長のテールランプが印象的。テールゲートはもちろん電動開閉式で、高さ調整のメモリー機能も備えている。後部には後退時の安全性を高めるリヤビューカメラが装備されている。ルーフレールはスタイリッシュなボディ一体型だ。
インパネ回りのデザインも基本的にセダンと共通のもので、キャデラックらしいラグジュアリーな雰囲気を味わえる。本革シートが全車標準となっており、ステアリングも本革巻きを基本に上級グレードでは本革とウッドを組み合わせている。
ラゲッジスペースは床面がやや高くなっているが、分割可倒式リヤシートを倒せば大容量の空間が広がる。
さらに、ラゲッジスペースの使い勝手を高めるさまざまな工夫がなされているのが特徴だ。
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