BMW 新型X5 海外試乗レポート/大谷達也(1/2)
- 筆者: 大谷 達也
人気の波に乗り、4モデル中3モデルがディーゼル搭載車!
BMWの大型SUV、X5。日本では、その販売台数の約7割がディーゼルエンジン搭載モデルであることをご存じだろうか? 現行型のX5 xDrive35dが積む3.0リッター 直列6気筒エンジンは、最新のクリーンディーゼルらしくスムーズかつパワフル。しかも燃費はガソリン・エンジンを大幅に上回るのだから、車重が2トンを越えるX5にはうってつけのパワーユニットといえる。国内販売台数の大半を占めるというのもうなずける話だ。
もっとも、ディーゼルが人気なのは日本だけではなく、これはヨーロッパでも同じこと。というわけで、3代目に生まれ変わった新型X5はディーゼルを主力に置いたモデルラインナップとされている。
なにしろ、発売当初に用意されるガソリンエンジンは4.4リッター V8 ツインパワーターボエンジン搭載のxDrive50iのみ。残るは、xDrive30d(日本ではxDrive35dの名称で販売される見通し。エンジンの基本は3.0リッター 6気筒で現行型と同じ。以下、xDrive35dと表記)と、新開発のトリプルターボ(!)を採用したハイパフォーマンスディーゼルを積むM50dの2モデルで、ガソリンよりも幅広いニーズに応えようとする意図がうかがえる。さらに今後はxDrive40d、xDrive35i、xDrive25d、sDrive25dが追加されるが、ここでも4モデル中3モデルがディーゼル搭載車となっている。X5がいかにディーゼル中心のモデル構成となっているかが、これでおわかりいただけただろう。
ラインナップはまだまだ拡大!?
ちなみに、X5のモデル名を簡単に説明しておくと、xDriveは4輪駆動でsDriveは2輪駆動の意味。続く2桁の数字はエンジンの排気量を“おおまか”に示す。そして最後のアルファベットはdがディーゼル、iはガソリンを意味する。たとえば、前述のsDrive 25dは4輪駆動よりメカニカルロスの小さな2輪駆動で、エンジンは2.0リッター 4気筒のコンパクトなターボディーゼルを搭載。おかげで、ヨーロッパでのモード燃費は約18km/L(!)と飛び抜けていい。Efficient Dynamics=効率の高さとダイナミックな性能の両立を目指すBMWらしい設定といえる。
とまあ、いろいろ紹介したけれど、とりあえず日本に導入されるのはxDrive35dとxDrive50iの2モデルとなるらしい。もっとも、将来的には現行型のX5 Mに相当する超パワフルなモデルも追加されるだろうし、今年のフランクフルトショーでは「コンセプトX5 eDrive」という名のプラグイン・ハイブリッドも発表されるから、X5のラインナップはまだまだ拡大していくはずだ。
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