BMW X1 試乗レポート/菰田潔(2/2)
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
高回転まで力強い直6モデルと気軽に乗れる直4
X1には、2輪駆動の「sDrive」と4輪駆動の「xDrive」がある。2輪駆動といっても、もちろん後輪駆動だ。
日本仕様は4気筒エンジンの「sDrive18i」、直列6気筒エンジン搭載の「xDrive25i」の2車種がラインナップされている。 xDriveはダイレクトに後輪を駆動するが、前輪へはトランスミッション後端部左側に駆動力を取り出し、電子制御の湿式多板クラッチを介してフロントに駆動力を伝えている。
今回のトピックスはパフォーマンス・コントロール。X6並の左右輪駆動力配分が、xDrive25iにオプションで装着できることだ。
X6の場合は重量級のクルマでもあるため、デファレンシャルギヤに左右の駆動力を変える装置が付いていたが、X1はDSCのブレーキ機能をうまく利用してより曲がりやすくしている。
単純に云えば、曲がる内側のリアタイヤにブレーキを掛けることにより、外側のタイヤに掛かる駆動力を増やそうというものだ。
試乗では、4気筒エンジンを搭載したsDrive18iの出来がとても良かった。
試乗車は1,000kmそこそこの走行距離だったが、基本的にストローク感があり良い乗り心地だった。「腰があるのにしなやか」という感じだ。
前後重量配分が50:50に合わせられているから、ハンドリング性能もいつものBMWである。
4気筒エンジンによるフロントの軽さも生きて、ターンインがとても素直で楽だった。ハンドルセンター付近のニュートラル感も締まっていて、微小舵から正確だ。SAVの重心の高さを感じることなく飛ばすことができるのもいい。
18iといっても、中身は2リッターエンジンだから200Nmの最大トルクで多人数が乗らなければ軽快に走る。
一方、直列6気筒エンジンは25iといっても3リッターエンジンである。最大トルクは300Nm出せるところを280Nmに抑えて燃費を稼ぐ仕様である。
それでも高回転まで回すと直列6気筒の振動のない回転感を感じながら、力強い加速を味わうことができる。
最後に付け加えておくと、X1はニッチどころか、いま各国で定番モデルとなる勢いでヒットしているようだ。
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