デトロイトショー2012で詳細発表!ベントレーV8エンジン開発要人直撃インタビュー/金子浩久(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
ベントレーV8モデルとは一体!?金子浩久が直撃インタビュ-!
ベントレー・コンチネンタルGTは、2003年に登場して以来、世界的な成功を収めてきた。計画されていた販売台数を大きくクリアし、さまざまなモデルバリエーションを着実に増やし、名実ともに21世紀のベントレーの屋台骨を形成していった。
2010年10月のパリ自動車サロンで発表された新型が、旧型とほとんど見分けが付かないほどよく似ていたのは、可能な限りイメージを継承しようとするためだ。
同時にこの時に告知された小排気量のV8エンジン搭載版が2011年12月21日に東京で発表され、得意顧客へのお披露目を兼ねて来日した開発責任者のポール・ウィリアムズ氏とマーケティング責任者のロビン・ピール氏にベントレー・ジャパンのオフィスでインタビューすることができた。
V8エンジン追加の真相とは
コンチネンタルGTは独創的なシリンダー配置とバンク角を持つ6リッターW型12気筒を搭載してデビューし、それをチューンアップした高出力版を、これまで順次「GTスピード」、「スーパースポーツ」としてリリースしてきた。だから、モデルによってエンジンパワーこそ異なることはあったとしても、基本となるエンジンはW12一種類だけで展開されてきたのである。
コンチネンタルGTぐらいの超高級ハイパフォーマンスカーともなれば生産台数も限られ、エンジンもW12だけで十分に事足りているはずだ。それなのに、あえて排気量が3分の2しかない小さなV8を追加することになったのか。その理由を、開発責任エンジニアのポール・ウイリアムズ氏が説明した。
「パフォーマンスと効率・経済性を両立させることがV8の使命です。私たちは、常に“ベントレーにとって相応しいパワープラントとは何か?”という問いかけを続けながら、長年にわたって開発を続けてきています。ディーゼルやハイブリッド、水素エンジンまで、あらゆるものの可能性を試してきました。ベントレーらしいパフォーマンスを発揮しながら燃費を向上させ、CO2排出量を低減するのにふさわしい新世代のパワープラントは、現時点ではこのガソリンエンジンのV8がベストでした」
V8エンジン開発パートナーはなんとアウディ!
V8ユニットは、W12から、ただシリンダー数を減らし、排気量を小さくしただけではない。ガソリン直噴や可変気筒停止システムなどの最新技術を有し、併せてこちらも最新の8速オートマチックトランスミッションと組み合わされているのだった。
ふたつのターボチャージャーも新設計されたもので、ウイリアムズ氏の説明を聞いているだけで、V8が新しいコンチネンタルGTの方向性を示す“要”となっていることがわかった。
「V8エンジンは、同じフォルクスワーゲングループに属しているアウディと2007年から共同で構想を練り始め、具体的な開発作業は翌2008年から始まりました。アウディはガソリン直噴に関して豊富な経験を持っていたので、開発は順調に進みました」
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