アウディA5がフルモデルチェンジで新たにFFを設定、600万円を切るエントリー価格に

アウディは、A5・S5シリーズをフルモデルチェンジすると発表した。

新型A5・S5シリーズは、2ドアの“A5（S5）クーペ”、4ドアの“A5（S5）スポーツバック”、オープンカーの“A5（S5）カブリオレ”の3モデル。

クーペは9年振り、スポーツバックは7年振り、カブリオレは8年振りのフルモデルチェンジとなる。グレードラインナップと価格は以下の通り。ステアリングはA5シリーズはすべて右ハンドルで、S5シリーズは右/左ハンドルを選択することが出来る。

新型A5の特徴のひとつが、さらなる進化を遂げたエクステリアデザイン。

A5のデザインは、1980年代にモータースポーツで活躍したアウディ クワトロがルーツ。アウディ クワトロでは幅広タイヤを収めるためにブリスターフェンダーが採用されており、初代A5はその“クワトロDNA”を継承し美しくスポーティなエクステリアが生まれたが、新型A5ではそのエクステリアをさらに進化。

新型A5のデザインメッセージは“力強さ”と“躍動感”。新型A5の特徴的なショルダーライン・張り出したフェンダーは動物の力強い筋肉を表しており、見るものに躍動感を与えてくれるスポーティで優美なフォルムとなった。

また、今回のモデルチェンジにより新たにFWD（前輪駆動）モデルがラインナップに加わったこともトピック。

FWDが追加されたのはA5スポーツバックのみではあるが、これによりエントリー価格は600万円を下回る546万円（Audi A5 Sportback 2.0 TFSIの場合）と、これまでより買い求め易くなっている。

エンジンラインナップは、A5シリーズではFWDに搭載されている高効率タイプ（140kW/190PS／320Nm/32.6kgm）とquattroに搭載されている高出力タイプ（185kW/252PS／370Nm/37.7kgm）の2機種の2リッター直4 TFSIエンジンを用意。

さらにS5シリーズではハイパフォーマンスな3リッターV6 TFSIエンジンが搭載されており、260kW（354PS）の最高出力、500Nm（51.0kgm）の最大トルクを発生。0-100km/h加速は4.7秒という俊足を誇る。

アウディ A5では、事故を未然に防ぐアクティブセーフティシステム“アウディ プレセンスシティ”を全車標準装備。約10～85km/hまでの速度で、周囲のクルマや歩行者を感知。衝突の危険を予測するとドライバーに警告し、必要に応じて軽いブレーキングからフルブレーキまで自動的に作動させる。

発売日については、A5・S5クーペとA5・S5スポーツバックは4月下旬より、A5・S5カブリオレとFWDグレードのA5 Sportback 2.0 TFSI／A5 Sportback 2.0 TFSI sportは7月下旬より販売が開始される。