高いモーター性能が抜群の加速力を生み出す!アウディ初の市販PHVモデル『A3スポーツバックe-tron』試乗レポート(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:古閑章郎
ほぼ満充電にした状態で走れる距離は、国土交通省の審査値で52.8kmになる。プリウスPHVはJC08モード走行で26.4km、アウトランダーPHEVは60.8kmだから、リチウムイオン電池の総電力量と同様に両車の中間的な数値だ。
エンジンとモーター駆動を併用したハイブリッド走行時のJC08モード燃費は23.3km/L。1.3リッタークラスのノーマルエンジンを搭載する国産のコンパクトカーと同等になる。プリウスPHEVは31.6km/Lだから、ハイブリッドシステムの効率はプリウスの方が高い(次期型プリウスは37~40km/Lとされる)。アウトランダーPHEVは20.2km/Lだから少し下まわる。
A3スポーツバックの1.4リッターターボ(ノーマルエンジン)を搭載した「1.4 TFSI」は、JC08モード燃費が19.5km/L(気筒休止機能を備えた「1.4 TFSI シリンダー オン デマンド」は20km/L)。従ってハイブリッド走行時の燃費性能は12%弱の向上だ。
こういったカタログスペック上の燃費数値はさほど高くないが、充電された電気で走れる距離は相応に長いといえるだろう。
高いハードルを越え、市場の声に応える
アウディがPHVを商品化した背景には、まずは欧州における二酸化炭素の排出規制がある。2021年までに1km走行当たりの二酸化炭素排出量を95g以下に抑えるものだ。
現在の二酸化炭素排出量を日本仕様のカタログ数値で見ると、1.4リッターのターボを搭載した「A3スポーツバック 1.4TFSI」が119g/km、A3スポーツバックe-tronが100g/kmだから、95gはけっこうハードルが高い。
また北米ではZEV(Zero Emission Vehicle/無公害車)規制も行われ、PHVは世界の市場から求められている。
アウディを傘下に収めるVW(フォルクスワーゲン)は、先ごろ新たなブランド戦略を発表。今後は高級車のVW「フェートン」をEV(電気自動車)にするといった内容を盛り込んだ。タイミング的にはディーゼル車の排出ガス試験に関する不正問題の影響を疑うが、二酸化炭素の排出規制を考えれば、当然の成り行きだろう。
こういった環境対応の話が絡むと、クルマが次第に退屈になっていくように思えるが、A3スポーツバックe-tronは冒頭で述べたとおり抜群に静かに走る。
この時は充電された電気によるモーターのみの走行だから、静かで当然ともいえるが、100%電気自動車の日産「リーフ」などでもインバーターやモーターが比較的高音域のノイズを発する。A3スポーツバックe-tronでは、そこもしっかりと抑え込んだ。
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