アルファロメオ ミトTCT 試乗レポート(2/3)
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- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:オートックワン編集部
吹け上がりは旧型よりはるかにスムーズ
155ps/23.5kgmを発生していた旧型1.4Tスポーツに比べると額面上は見劣りするが、実際に乗るとなんの不満もなく、1260kgのボディを爽快に加速させていく。
ターボの癖が最小限で、リニアにトルクを立ち上げてくれるキャラクターなので、街中でも乗りやすい。
吹け上がりは旧型よりはるかにスムーズで、音も荒っぽさは一切なし。
ついつい回したくなってしまうアルファっぽい性格はそのままに、格上のクルマのような洗練を手に入れた。なによりも油圧でバルブを開閉するという斬新な制御を使いながら、気になる癖が一切ないのがすごい。
6段ギアと乾式クラッチを組み合わせたTCTのマナーの良さも印象に残った。
発進時のクラッチミートもその後のギアチェンジも、初物とは思えないほどシームレスだ。でもそれは「アルファ・ロメオD.N.A.」と名づけられたモード切り替えが、N(ノーマル)のときである。
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