太田哲也選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」(1/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
今回のゲストは太田哲也さん!
1998年、レース中に起こった悲劇の事故から見事復帰を遂げられ、現在はレーシングドライバーとしてのみならず、モータージャーナリストとして、また御自身のブランドである“TEZZO”からチューニングパーツの開発・販売をされ、レース出場を目的とした初心者向けドライビングスクールを主催されるなど、多岐にわたり活動の分野を広げていらっしゃいます。
そんな太田選手の愛車はアルファロメオ・159!イタリア車への愛をたっぷりと語っていただきました。
―アルファロメオの159を選んだ理由を教えて下さい!
事故のあと、ずっとアルファチャレンジというレースにアルファで出場していたんだけど、その時アルファロメオ正規輸入のインポーターが支援をしてくれていた関係もあって、そのインポーターから159でなんか出来ませんか、と相談があったんだよね。それが最初かな。
―レースカーとしてが出発点なんですね。しかしインポーターさんはなぜ159を提案されたんでしょう?
背景としては、アルファ好きの159のイメージとして、『これまでのアルファとはちょっと違うよね』っていうのがあってね。ボディサイズがちょっと大きくなっちゃったりとかして、スポーティじゃないね、という印象が生まれてしまった。
実際そんなことは全然なくて、ボディはすごくしっかりしてるし、エンジンもきっちり“アルファチューン”だし、そういうのがあって、159へのスポーツイメージをアピールできないか、と当時のインポーターの社長が思っていたんだよね。それで159をレースに出してみようか、と。
―で、そのバリバリレースチューンをされた159が今街乗りとして活躍してるわけですね。
そう、159は生産終了になる予定だからね、PRとして出す意味がなくなったんだよね。それでバネレートをやわらかくしてバケットシートも外して。でもずっと乗ってて思うけど、本当にイイクルマなんだよね。
―どの辺に惚れていらっしゃいます?
ボディがすごくしっかりしていて、いい意味で従来のイタリア車らしくないところ。
これまでのイタリア車はボディがやわやわしていて、またそこも味ではあるんだけど、この159はそうじゃないから乗り心地も良くなってるし、車高調なんかのアシ周りを入れたらしっかりとパフォーマンスが出るようになった。
―それはチューニングのベースカーとしてもいいクルマだ、という論理にもなりますね。
それよりもまず気になったのはルックス。
イカツイ顔をしていて、そこがかっこいいところなんだけど、対してボディの横・サイドウォールの下側部分が、すぼまっていてクラシックで優しい感じで、そのミスマッチから、あんまりスポーティカーという感じがしないわけ。だからよりスポーティな台形のフォルムにしたくて、エアロを作ったの。
―で、付けちゃったと(笑)
うん、こうすればボディが顔に合ってくると思うんだよね。
顔だけが強いのに、身体が筋肉質じゃないとカッコ悪いじゃない。だから今は精悍な感じで気に入ってる。コレにはスポーツマフラーとエアクリーナーも入れているからサウンドもすごくいいんだよね。かつての156を踏襲するようなイメージに仕上がった。
―(エンジン音を聞かせてもらいながら)本当に!これはカッコイイ音ですね!
特に日本でアルファが好きな人って、レースの伝統に憧れたりしてる人が多いと思うから。
ノーマル159に付いているのは徹底的に音消しをしたでっかいマフラーなんだよね。それはそれでクルマの進化の一つの方向ではあるけれど、俺の求めるアルファはそうじゃない、そこをちょっとスポーティに料理しよう、と思ったのがこれ。トルクが上がって燃費もよくなったよ。
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