アルファロメオ アルファ147 GTA 試乗レポート

アルファロメオ アルファ147 GTA 試乗レポート
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新たなる「GTA伝説」---アルファ147 GTA

フロントスタイリングリアスタイリング

コンパクトなボディに分不相応な大きな心臓を詰め込む――そんなちょっと古典的(?)な手法でハイパフォーマンス化に挑んだ1台がアルファ147GTAだ。

全長4.2mというアルファ147の2ボックス・ハッチバックボディのエンジンルームに詰め込まれたのは、何と3・2リッターのDOHC4バルブV型6気筒ユニット。最高出力250ps/最大トルク300Nmを発生するこの強心臓が引っ張るのは1.4トンに満たない重量に過ぎない。当然その動力性能はオリジナルの147とは比較にならない水準に達する。メーカーの発表値によれば0→100km/h加速はわずかに6.3秒。最高速も実に247km/hと表示されている。

「官能的」---V6エンジンサウンドに酔いしれる

エンジンタイヤ&アルミホイール

そんな147GTAの自慢のV6エンジンに早速火を入れる。エンジンフードに隠され普段は目にすることなど出来ないのに、それでもとことん徹底したお化粧が施された横置きV6ユニットが発するサウンドは、各アルファロメオ車の例に漏れず思わず聞き惚れてしまうほどに美しく、官能的だ。

特に癖などは感じないクラッチを静かにミートさせると、147GTAのボディはグイッと力強く加速される。225/45サイズの17インチ・タイヤは強力なグリップ力を発生するが、それでも最高250psのパワーがそれを打ち負かそうと頑張るのが実感出来る。と言うよりも、路面がウエットだったりすると実際にそのトラクション能力はまったくもって物足りない。例えば、もしもこれがフォルクスワーゲンの作品であったとしたら、彼らは250psのパワーには4WDシャシーで対応をしようと考えるに違いない。一方のアルファロメオからは「そんな事をしたら重くなって仕方が無い」という声が聞こえてくるかのようだ。ラテンの国の考え方は「それをどう使うかは人間次第」と、恐らくはそういうことであるのだろうとぼくは思う…。

「強烈」---強力という言葉では生易しい加速力

試乗インパネ

それにしても、さすがに147GTAの加速は強力だ。いや、それは「強力」などという生易しい言葉を使うよりも「強烈」と言った方が当たっている。例のサウンドを耳にしながら背中に強い加速Gを感じ続けていると、思わず頬が緩んでしまう。ようやくにして路面をつかんだフロントタイヤは今度はステアリング・ホイールに遠慮なくトルクステアを伝えてくる。が、アルファロメオ社はもちろんそんな事はおかまいなし。ステアリング・フィールのわずかな変化よりもダイナミックな加速シーンの演出を彼らは選択したということだ。ラテンの血は、やはり細かなことなど気にはしないのである。

アクセルペダルを不用意に踏むと即座に顔を覗かせようとするアンダーステアと格闘しながらワインディングロードをアップテンポに駆け抜ける。絶対的な速さはたいしたことはないのかも知れないが、それは何とも痛快な瞬間だ。嬉しくなったのは、まるでポルシェ車のように剛性感に富み、効き味も抜群のブレーキのフィーリング。見ればダイナミックなデザインのGTA専用の17インチホイールの隙間から姿を覗かせるのは、かのブレンボ社製のブレーキシステム。ちなみに、147GTAにはトラクション・コントロールシステム“ASR”やスタビリティ・コントロールシステム“VDC”、そしてシフトダウン時のエンジンブレーキ力をコントロールする“MSR”などが標準装備となる。いくら熱いラテンの血の持ち主であっても、最新のモデルでは最後には人間のミスをカバーすることを考えてくれているのである。デュアル・エアバッグやサイドエアバッグ、カーテンエアバッグなども同じく標準装備だ。

ヤンチャなイタリア娘。

エンブレム

そんなアルファGTAの価格は423万円。左ハンドル仕様のみというのが残念だが、そのダイナミックな走りのテイストにやはり何ともヤンチャなイタリア娘らしさを感じるのが、このモデルと言う事が出来そうである。

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河村 康彦
筆者河村 康彦

1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン(三栄書房)の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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