フォルクスワーゲン 新型 シロッコ 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:島村 栄二
このシロッコのデザインは確実に人を振り向かせる
ボディサイズはゴルフより45㎜長く、20mm幅広く、65㎜低い。でも実物を前にすると、それ以上にワイド&ローに見える。1.8mにもおよぶロングルーフと、キャビンからテールゲートにかけての大胆な絞り込みも目をひく。
プラットフォームはゴルフと共通と書いたが、そのまま流用したわけではない。前後のトレッドは1555/1560㎜と、ゴルフより拡大されている。しかもゴルフとは逆に、リアがフロントより広い。これが魅惑の後ろ姿を生み出しているのだ。
キャビンはインパネこそイオスと共通だが、ヒップポイントが低く、タイトなサポートが心地いいスポーツシートなので、印象はまるで異なる。それでいてリアには身長170cmの自分が余裕で座れる。思えば初代や2代目は頭がつかえて座れなかったから、ロングルーフ効果といえよう。
驚きはラゲッジスペース。とにかく深い。リアシートを立てた状態でもポロを上回る312Lをマークし、シートを倒せば1006Lにまで広がる。スポーツワゴンとしても使えそうなユーティリティだ。
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