トヨタC-HRはデザイン勝負?トヨタが今年の“イチオシ”に推すSUV、実は一番のウリは走り!
- 筆者: 国沢 光宏
モーターショーに出展されるコンセプトカーがカッコ良かったのに、市販モデル見てガッカリというケースは珍しくない。
しかし!今年のジュネーブショーで発表されたトヨタC-HRの場合、コンセプトカーよりカッコ良かったから皆さん驚いた!何しろ何度かモーターショーに出展されたC-HRのコンセプトカー、話題にすらならなかったほど。
写真を見て頂ければ解る通り「こんな気持ち悪いスタイルのクルマなど誰も買わない」。私も何度かモーターショーで見たけれど、原稿書くどころか写真すら撮らなかったほど。
一方、トヨタの関係者に聞くと今年の“イチオシ”だという。確かに今年のニュルブルクリンク24時間耐久レースにもC-HRを出すと発表された。
自信を持っているのが走りの楽しさ
てっきりデザインで勝負なC-HRかと思いきや、最も自信を持っているのが走りの楽しさだという。なるほどC-HRのチーフエンジニアは、自分でもレースに出場している古場博之さん。何と今年から国際B級ライセンスに昇格したというから素晴らしい!
その古場さん曰く「とにかく乗ってみてください!」。古場さんの味付けなら大いに期待していいと思う。
搭載される欧州仕様のパワーユニットは3タイプ公表された。プリウスと同じくシステム出力122馬力となる1.8リッター+モーターのハイブリッドと、オーリスに搭載されている116馬力/185Nmの1.2リッター直噴ターボ、そして150馬力/193Nmの2リッター。
ニュルブルクリンク24時間に出ることを考えると、スポーツモデルも追加される?
気になるのが価格帯。当初、ホンダ ヴェゼルやマツダ CX-3、日産 ジュークのクラスだと言われていたけれど、ボディサイズはホンの少し大きい。
ハイブリッドでヴェゼルやCX-3より気持ち高い程度の280万円前後と予想。2リッターエンジンを240万円前後くらいの価格レンジにしてくれば、日本でも売れると思う。今から試乗が楽しみだ。
[Text:国沢光宏]
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