オーテックオーナーズグループ(AOG)湘南里帰りミーティング2015【松田次生選手・AUTECHレースクイーン 菅野麻友さん/インタビュー編】(1/2)
- 筆者: マリオ 高野
2015 Super GT GT500クラスにおいて、シリーズチャンピオンに輝いた「#1 MOTUL AUTECH GT-R」。
激戦を制しシリーズ史上初となる2年連続チャンピオンとなった松田次生選手と、オーテック・レースクイーンの菅野麻友さんのお二人へ、「オーテックオーナーズグループ(AOG)湘南里帰りミーティング2015」会場にて恒例のインタビューを試みました!
[関連記事:オーテックオーナーズグループ(AOG)湘南里帰りミーティング2015【イベントレポート・オーナーインタビュー編】]
気持ちを切り替える転機となった、終盤戦のオートポリス
Q:2連覇達成の秘訣や、今年ご自分の中で良かったと思えるポイントは何ですか?
松田選手:シーズン全体の流れでいうと、序盤の第2戦富士で優勝できたのは良かったのですが、中盤戦の結果が良くなりませんでした。中盤でダメな中、このままズルズルいくとチャンピオンを取れないと思い、終盤の第7戦オートポリスでネジを巻き直し、そこで優勝できたことによって良い流れを呼び込めたことが大きかったと思います。
Q:ネジを巻き直したとは、具体的にはどういうことですか?
松田選手:ドライバーの意識を高めたことですね。ロニー・クインタレッリ選手と僕とで、お互いがどうやったらもっと速く走れるかを考え、改善策をチームに提案したりしました。それらがすべて完全に上手くいったわけではありませんが、気持ちを上手く上向きにできたのが良かったと思います。
Q:シーズン中盤の苦しい時期も心が折れることなく気持ちを切り替えたことがオートポリスでの勝利を呼び込み、転機になったのですね。
松田選手:そこが大きかったですね。
スーパーGTで勝利するための、ドライビングの秘訣とは
Q:松田選手が考える、「スーパーGTで勝つために理想的なドライビング」とはどういうものですか?
松田選手:昔はアグレッシブにガンガン攻めていたほうでしたけど、スーパーGTはウェイトハンデがあったりクラス違いのマシンが混走だったりして目まぐるしく状況が変わるので、その様々な変化に対応できるよう、クレバーになることがスーパーGTに求められるドライビングだと思っています。
Q:沈着冷静を心がけ、熱くなりすぎない、ということでしょうか?
松田選手:そうですね。あとはどんな状況でもちゃんとポイントを持って帰るというのが大事です。今年は開幕戦でトラブルのため13位に沈んでしまった以外はぜんぶポイントを獲得できているので、やはりポイントをキッチリとることによってチャンピオンに近づけることを再認識しました。 シーズン中盤の苦しいときでも何とかポイントを取れていたのが良かった。それがなかったらチャンピオンにはなれなかったでしょう。 辛い状況でも冷静になって、ちゃんと走り切るようにしています。
Q:松田選手はアウトラップが速いというイメージがありますが、その秘訣は?
松田選手:今でも個人的にドリフトの練習をしたりするので、滑ったときの対処であったり、滑るか滑らないかのギリギリのところでのせめぎ合いが上手くできているのだと思います。だから、タイヤが温まりきっていない状態でもアタック出来ます。 あとは、タイヤが早く温まるための入力のかけ方ですね。それを短い時間で上手くするのが大事だと心がけています。
Q:今もプライベートカーのR33GT-Rで走ることを楽しまれているようですが、やはり今でも趣味での走りもレースに活かされているのですね?
松田選手:そうですね。今でも自分でセッティングを換えて楽しんでいます。
松田選手から見たロニー・クインタレッリ選手の人物像は!?
Q:ところで、松田選手から見たロニー・クインタレッリ選手の一番すごいと思えるのはどういうところですか?
松田選手:彼も基本的には努力家で、ポッと出てきてすごく速いタイプではありません。才能というよりは、自分をストイックに磨いていきながら向上するタイプです。2010年に組んだ時よりも、2014年に久々に組んだ時に、彼のストイックさがすごく高まっているのを実感したし、それは年々すごくなっています。そういう彼のストイックさも僕自身良い影響を受けていますね。
Q:ロニー選手の困るところは?
松田選手:イタリアンジョークをいうところですかね。真剣な顔をして、日本語で嘘をつくのは厄介ですよ(笑)
Q:やはり、イタリア人らしく女の子をよく口説くのでしょうか?
松田選手:そこもイタリア人のイメージ通り、女の子にはいつも声をかけていますね(笑) 「カワイイネ!」とか(笑)
Q:ところで、ニスモチームはピットワークの正確さと速さでも定評がありますが、その秘訣は?
松田選手:ピット作業は短時間で様々な項目をこなさなくてはなりません。タイヤ交換でのナット締め、給油の差し込み、シートベルトの締めの手順など、ひとつひとつをいかに効率良くミスなくやるかが大事なのですが、やはり練習量の多さではないでしょうか。
普通のチームは、金曜日にピット作業の練習をすることはあまりないと思いますが、僕らは絶対に金曜日にやると決めています。タイヤ交換と給油、ドライバー交代のシミュレーションを必ず反復してやります。特に、レースとレースの間が長く空いたときは、人間誰もがある程度感覚を忘れてしまうので、感覚を思い出すまでやっていますから、そういう地味な積み重ねが大きいのではないでしょうか。
Q:やはり、何事も練習なのですね。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。