GM EN-V 試乗レポート(1/2)

  • 筆者: 石川 真禧照
  • カメラマン:GMアジア・パシフィック・ジャパン
GM EN-V 試乗レポート
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ユニークなデザインが特徴的!2人乗り電動2輪車「EN-V」に試乗!

GM EN-V

GMの考えでは、2030年までに世界の人口の6割が都市部に住むようになるという(現在は5割)。

また、今後20年以内に富の8割が都市部に集中するようになり、都市人口の増加に伴い、大都市圏の交通渋滞がこれまで以上に社会的課題になる、と予想している。

このような状況になった時、果たしてクルマはどのような形態になっているのか。そのひとつの答えが、2人乗り電動2輪車「EN-V」だ。

EN-Vは、超コンパクトなシティコミューター。GMが今回、試乗させてくれたのは3台のEN-Vだった。

GM EN-V

いずれも横2人掛けの2輪車。赤色のモデルはデザインを追求したモデルで、フランクフルトモーターショーで公開されている。青色のモデルは子供をとなりに乗せて走るファミリーカーをイメージしている。これはオーストラリアのGM系メーカー、ホールデンが協力している。

黒色のモデルはバーチャルなクルマのイメージ。ゲームに出てくるような乗り物。ロサンゼルスのスタジオでデザインされた。

ボディサイズは全長3,000mm、全幅1,500mm、全高1,450mm。スマートは全長3,000mm、全幅1,500mmなので、EN-Vはスマートの約半分の長さとなる。

GM EN-VGM EN-V

EN-Vは2輪車だ。

当然、停まっているときは前かうしろに傾いてしまうハズなのだが、モーターを始動させて走行モードに入っているときはクルマが巧みにバランスを取り、そのまま立っていることが出来る。

クルマの車台にあたる部分が前後に小刻みに動くことで、バランスを取っているのだ。

EN-Vは、推進システムとシャーシで構成されるバイ・ワイヤースケートボード。車体の下にモーター、電子装置、センサーがあり、その上にバッテリーが板のように敷きつめられている。

ボディとモーター、電子装置、センサー部分の間にはスライド機構が組み込まれており、これでバランスをとるのだ。その動きは、1人乗りの「セグウェイ」に似ていると思っていたら、実際に初期開発の段階ではセグウェイと共同開発していたのだという。セグウェイは、人の動きを検知してバランスをとっている。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

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