GM EN-V 試乗レポート(2/2)

  • 筆者: 石川 真禧照
  • カメラマン:GMアジア・パシフィック・ジャパン
GM EN-V 試乗レポート
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今すぐにでも実用化できそうなシティコミューターだ

GM EN-V
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最初はGMのインストラクターの隣りに乗った。

キャノピーを上に開けてシートに座る。操作パネルは2人の間に内蔵されている。プッシュスイッチで操作パネルを動かすことができる(青色のモデルは左側のみ)。

キャノピーを閉じて、スタートの用意。クルマが前のめりの姿勢から水平に動く。操作パネルの左右にあるレバーを前に倒すと、クルマは前進をはじめた。

左右への方向転換は、パネル全体をハンドルのように動かす。動きはかなりクイックだ。ハンドルを大きくきりこめば、その場で180度どころか360度回転もできてしまう。

ブレーキはレバーを中央に戻すだけ。レバーを手前に動かせば後退もする。車速は50km/hまで出るそうだが、この日はせいぜい20km/hどまりだった。

それでも十分にスピードを体感できた。視界もよく、こんなシティコミューターであれば、今すぐにでも実用化できそうな感じであった。

GM EN-V
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今回試乗したEN-Vは、モーターの出力が18kW/440Nmのトルクだが、これで十分実用的だ。

さらに試乗会場では、エンジニアが持つスマートフォンの操作で、EN-Vが無人で走行することも実験してくれた。その無人走行のEN-Vの前方に人が出てくると、前方視覚センサーが物体・衝突検知をし、自動的に停止するところも披露してくれた。

この実験を見ている限り、すぐにでも限られた地域でなら実用化もできそうに思えた。そうなると、気になるのはボディのデザインだ。クルマを意識することなく、自由な発想の乗り物の出現。

これからのクルマを見るのが、楽しくなってきた。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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