日産 新型ラフェスタハイウェイスター 新型車解説(2/3)

日産 新型ラフェスタハイウェイスター 新型車解説
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あの波形紋様のデザインは!?

日産 新型ラフェスタハイウェイスター

ジョイXは、左側電動スライドドア、フルオートエアコンなどを標準装着して、価格は179万3400円。同等の装備を持つフリードの買い得グレードを下まわり、安さを徹底的にアピールした。

このテコ入れで販売台数は回復。1か月に500台前後だった売れ行きが、2010年中盤頃までは900~1000台前後まで伸びた。2011年に入る頃には再び400台前後に低下したが、低価格のジョイXは販売面で底堅く、一定の台数は売れている。

そこで標準ボディのジョイXを継続生産し、ハイウェイスターのみをOEM化するモデル展開となった。日産としては、苦汁の選択だったろう。

軽自動車や商用車は別にして、ラフェスタとなれば、リバイバルプランの一環にも位置付けた主力の小型乗用車。本来であれば日産の手で売れるクルマに育てたかったのだと思う。

タイミングが悪かったのは、ラフェスタが登場した頃から、ミニバン市場が二極分化するようになったこと。好調に売れるのは、全高が1700mmを超えるハイルーフモデルだけ。ホンダもステップワゴンは好調ながら、ストリームとオデッセイは低迷。リーマンショックに伴う販売減少も辛かった。

ステーションワゴンの需要を牽引できたウィッシュ以外、今は背の低いミニバンは売りにくい。そこで日産はマツダのプレマシーと手を組んだ。背の低い3ナンバー車ではあるが、アイドリングストップとスライドドアの装着により、プレマシーの販売は好調とはいえないものの、大きく沈んでもいない。

マツダの立場でも、日産が扱うことで約1100店舗の販売網が、一気に3300店舗まで増える。つまり両社にメリットのあるOEM提携となったのだ。日産としては時代の流れに押された選択だから、新型ラフェスタハイウェイスターは、プレマシーとの相違点を多く打ち出してきた。

最も分かりやすいのは外観デザイン。フロントマスクとリアビューだけでなく、ドアパネルまで別のデザインにした。OEM車では非常に珍しいケースだ。ドアパネルを変更した背景には、プレマシーの波形をモチーフにしたデザインが個性的過ぎて、マツダのブランドアイデンティティを強く表現していたからだろう。

そう、同じくデザインに力を入れる日産車である以上、この造形は受け入れられない。共通化された前後のフェンダーと整合性を図りつつ、プレマシーとは違うスッキリしたサイドビューに変更されている。もちろん、フロントマスクやフロントバンパーの形状は大きく異なり、フロントグリルは、セレナのハイウェイスターに似ている。

メッキ処理された太い3本のバーを横方向に通し、5ポイントグリルを備えたプレマシーに比べると、存在感を強めた印象だ。リアビューの形状はさほど変わらないものの、左右のテールランプを繋ぐフィニッシャーをメッキ化。フロントマスクとのバランスを図っている。

ボディサイズは全長が4615mm。ベース車のプレマシーよりも30mm拡大された。1750mmの全幅、1615mmの全高は同じだ。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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