ホンダ「ビート」誕生20周年を記念し、ホンダアクセスから純正パーツが新発売
絶版から15年、今もなお約23,000台のビートが現存
ホンダの純正部品などを扱うホンダアクセスは、軽ミッドシップスポーツカー「ホンダ BEAT(ビート)」の発売20周年を記念し、ユーザーから要望が多い純正アクセサリーの一部を新たに開発し、11月30日より全国のHonda Carsで限定発売する。絶版モデルの純正ディーラーオプション製作は、2011年5月に販売された「ホンダ NSX」に次ぐ第二弾となる。
■参考:
・ホンダアクセス、NSX専用純正ディーラーオプションを発売[2011年3月1日]
既に生産終了から15年が過ぎたホンダ ビートだが、大事に乗り続けるオーナーはいまだに多い。ホンダによれば、ホンダ ビートは33,892台が生産され、そのうちの約23,000台が今もなおオーナーのもとで現存しているという。そんな中メーカーでの在庫もなく、手に入れることが困難な部品も出てきており、ユーザーからの要望もメーカーへ寄せられていたようだ。
ホンダアクセスでは、ビート誕生20周年を機に、『「ビート」をより長く楽しんでいただくこと』をコンセプトに、特に要望が多かったスポーツサスペンション、オーディオなどを新たに純正用品として開発。数量限定で発売することになった。
今回用意されたのは、「Modulo(モデューロ) スポーツサスペンション」「Gathers(ギャザス) スカイサウンドコンポ」「Gathers スカイサウンドスピーカー」「フューエルリッド」「フロアマット」「ハーフボディカバー」「エンブレム」の7点。
■Modulo スポーツサスペンション
サスペンションは消耗部品だけに、交換のニーズは高い。人気モデルだけに、今も社外パーツを手に入れることは出来るが、いっぽうでホンダオリジナルの純正部品であることを望むオーナーも多い。
赤と白のホンダらしいカラーリングが施されたModulo スポーツサスペンションは、ミッドシップ車らしいスポーティな走りと市街地のしなやかな乗り心地の両立を目指し開発された。それでいて、車高はノーマルと同等で保たれる点がポイントだ。もちろん、15年前とは組み合わせるタイヤの性能も向上しているから、そのあたりのマッチングも考慮されている。
価格は130,000円。限定数は300セットを予定する。[価格は消費税込み/メーカー希望小売価格/取付け費や取付けアタッチメント費などは含まず。以下同]
■Gathers スカイサウンドコンポ/Gathers スカイサウンドスピーカー
ホンダ ビート純正のオーディオとして装着率も高く人気だったサウンドシステムが、デザインもそのままに復活した。ビート独自の小型サイズで市販品への換装が難しかったことから、こちらも要望が強かったようだ。
2連メーター風のデジタル表示や、スイッチの配置などもしっかり復刻。もちろん、パネル表示は旧型の蛍光管から液晶に変化している。新車当時はカセットデッキだったコンポも、新型ではUSBジャックやAUX端子によって、iPodなどのデジタルオーディオも接続でき、MP3などの音楽ファイル再生にも対応するなど、中身は現代風に生まれ変わっている。また接続コードを追加すれば、ディスプレイでiPhoneなどのVIDEO動画再生も可能だ。
いっぽう、インパネ上部に搭載するスカイサウンドスピーカーは単品で注文も可能で、オリジナルの旧スカイサウンドコンポ(GCX-8200SF:120Wタイプ)にも装着可能となっている(40Wタイプには装着不可)。
Gathers スカイサウンドコンポの価格は64,000円。Gathers スカイサウンドスピーカーの価格は33,000円。それぞれ限定数3,500セットが用意される。
■フューエルリッド
燃料給油口のカバーを丸々交換する純正オプションとして、当時人気が高かったオリジナルのフューエルリッドデザインをそのまま踏襲。表面処理を変更した。
価格は21,000円。限定2,000セットが用意される。
■フロアマット
オリジナルシートのゼブラ柄がロゴにあしらわれたフロアマットは、グレー地にブラック・イエロー・レッドの3色のパイピングカラーと組み合わされる。ブラックが限定300セット、イエロー、レッドが各100セット用意される。
価格は10,000円。
■ハーフボディカバー
幌屋根のオープンカーには必須のボディカバーはハーフタイプ。フロントにはビートのシンボルマークを入れた。裏には収納袋がついており、コンパクトにたためる。
価格は6,500円。限定数は500セット。
■エンブレム
通常「H」ロゴマークのみとなるテール周りに、アクセントとして用意されたのが「BEAT」ロゴエンブレムと、「MTREC」エンブレムだ。なおMTREC(エムトレック)とは、Multi Throttle Responsive Engine Control Systemの略で、多連スロットルと2つの燃料噴射制御マップ切り換え方式によるハイレスポンス・エンジンコントロールシステムを採用した、ホンダ ビート用660cc 12Vエンジンの名称だ。
価格は「BEAT」「MTREC」の1セットで3,000円。限定数は500セットだ。
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