GM、次世代 EN-V コンセプトカーのプロジェクトがスタート

世界各国の厳選した大都市で、実証試験プログラムを検討

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ゼネラルモーターズは13日、次世代シボレーEN-V(Electric Networked Vehicleの略)コンセプト車両の開発プロジェクトが進行中であることを発表した。

次世代のシボレー EN-Vは、世界各国の大都市での実証試験プログラムに参加し、現実世界での実用性を判断することが検討されているという。

GMのグローバル・シボレー・マーケティング兼戦略バイス・プレジデントのクリス・ペリーは、11月3日のシボレー100周年記念を前に、デトロイトを訪れた国内外のメディアに対し、

「将来のEN-Vコンセプトは、シボレー・ブランドを継承します。これまで100年にわたりシボレーは、お客様の生活を向上する手頃で手に届く技術に焦点を当ててきました。シボレーEN-Vは、その伝統を受け継ぐものです」と述べている。さらに、

「2030年までに、80億の世界人口の実に60%が都市部で暮らすようになり、シボレーEN-Vは、代替となる交通手段が必要な世界市場のお客様に、新しいソリューションの可能性を提供します」

と付け加えた。

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EN-Vは、リチウムイオン電池駆動の、2人乗り都市向け電動コンセプトカー。

従来の一般家庭用壁コンセントを使用して充電でき、1回の充電で40キロ以上を走行可能だ。これは、大半の都市部における移動に十分な距離という。

2010年の上海万博で脚光を浴びたEN-Vは、環境に対する課題のみならず、交通渋滞や駐車、安全性、省エネについて考慮して設計された。

GMの先進技術車両コンセプトのディレクターであるクリス・ボローニ=バードは、

「シボレーEN-Vは、電動化と接続性を収束した新種の車両を創造することで、主要市場での交通機関(機能)に改革を起こす可能性があります。EN-Vは、石油を使用せず、ゼロエミッションであり、渋滞や衝突事故も回避できるため、これまでにないほどファッショナブルで快適な、理想の都市交通のソリューションを提供します。シボレーは、試験実証プログラムの実施(参加)場所として、米国を含め、世界各地を検討する」と述べている。

※画像は、2010年に開催されたEN-V試乗会での様子

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