走り・質感・デザインも高得点なマツダ「CX-3」…でも、ここが惜しい!
今回ピックアップするのは、欧州車顔負けの抑揚のあるデザインを扱いやすいボディサイズでまとめたクロスオーバーモデル、マツダ「CX-3」です。カーソムリエの皆さんの評価では、そのデザインやクリーンディーゼルエンジンの完成度、またマニュアルモデルも選択可能な点が評価されているようです。その反面、価格や仕様選択の幅の狭さがマイナス評価でした。
4件のレポートでお送りします!
コンパクト・クロスオーバーの大本命(投稿者:McRashさん)
「ユーザーが安心して運転できること」を最重要視しているMcRashさん。ことにドライビングポジションや操作系にこだわりがあると言われるマツダ車ですが、その点CX-3はどのような評価なのでしょうか?
外観デザイン ★★★★★
インテリア ★★★★★
走りやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
クラスで唯一のMTを選ぶことができるのみならず、四駆であってもMTを選ぶことができる。ボディサイズに余裕のあるCX-3ではアクセラ用の中容量SKYACTIV-MTを搭載することができ、その恩恵によってターボの過給設定を変更してデミオのATよりも更に高いトルクを発揮する仕様となっている。デミオより100kg以上重たくなった車体に対して余裕のあるトルクは豊かな加速を生み、ATではトルクの薄い1200回転以下の領域をきちんと避けてくるし、MTなら上手にギアを選んで走らせるという楽しみもある。
ちゃんとしたドラポジを取ることで快適性が増すのは現行世代マツダ車に共通する美点であり、CX-3でもきちんと貫徹されている。ルーズな運転姿勢が好き、というユーザには快適じゃないかもしれないが、きちんとしたドラポジは安全の一丁目一番地。マツダ車をきっかけにして、きちんとした運転姿勢を習慣づけよう。……
→このレポートの全文は [こちらをクリック!]
■この車の他のカーソムリエレポートは [こちらをクリック!]
嫉妬してしまうほど良い(投稿者:mthkさん)
現行型のフィアット「パンダ」にお乗りのmthkさん。これまでに国内外の様々な車種のレポートを投稿してくれていますが、CX-3については「嫉妬してしまうほど」の完成度とのこと。
外観デザイン ★★★★★
インテリア ★★★★☆
走りやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
【デザイン、質感】エクステリアデザインは、マツダのデザインランゲージである「魂動」を取り入れつつ、よりクリーンな印象になったフロントマスクや低いフード、ブラックアウトしたCピラーなどで新しさを表現しており、他のマツダ車にないインテリジェントな個性を感じる。インテリアはデミオと共通のデザインだが、車体の大きいCX-3のほうが空間に余裕があり、より魅力的に感じた。水平基調で薄くクリーンに見せるインパネは間違いなく今後のトレンドで、素晴らしいスタイリングだと思う。
【走り、使い勝手】ディーゼルエンジンはより快適に進化していると感じた。低速時の音や振動も抑えられ、気にならないレベル。ルーフが低くコンパクトな外見の割に、運転した感じは大きくしっかりとしたもので、安定感がある。また、MT車にもヒルスタートアシストがついているのでMTに慣れていなくても心配ない。……
→このレポートの全文は [こちらをクリック!]
■この車の他のカーソムリエレポートは [こちらをクリック!]
日本のものづくり文化を代表する車(投稿者:tomoさん)
フォード「エクスプローラー」にお乗りのtomoさん。CX-3にはドイツ車的な感覚を抱いていたようですが、それは見事に裏切られてしまったようです。一体どういうこと?
外観デザイン ★★★★★
インテリア ★★★★☆
走りやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
今までのマツダ「アテンザ」「アクセラ」「デミオ」、その流れでCX-3というだけあり、個人的にはドイツ車に近い 走りも造りもしっかりした車と思いきや、これは、完成度の高い日本車でした。
どうしても、ドイツ車に対し追いつけ追いこせの車作りとなってしまい、日本車の文化とは?と疑問符をつけたくなるところがあった気がします。しかし、この車は、デザインも日本独自(マツダデザイン)を表現できているし、乗り味もハンドリングから乗り心地・動力性能まで、全て平均以上の抜け目の無い仕上がりでした。
こういった車が、日本のものづくり力の結晶、そういった文化を持つ日本車として世界に羽ばたける車だと思います。日本人として、誇りを持って乗れる車ではないでしょうか。……
→このレポートの全文は [こちらをクリック!]
■この車の他のカーソムリエレポートは [こちらをクリック!]
質感◎(投稿者:Shunsuke Kikuyamaさん)
先代のマツダ「デミオ」にお乗りのShunsuke Kikuyamaさん。CX-3に関しては、走りと内装の質感の高さに特に高い評価をしています。
外観デザイン ★★★★★
インテリア ★★★★☆
走りやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
【インテリア】インパネ周りは最近のマツダ車らしい欧州風のデザイン。レザー調素材が多く使用されており、非常に質感が高いです。シートはXD Touringの場合、サイドがレザー調、センターがファブリック生地になっています。全てレザー調だと夏場になると背中が蒸れてしまうので、私はこういったシートが一番好きです!インテリアは全体的に素材の部分でデミオよりも高級感がありました。
【走り、音】非常に静かなディーゼルエンジンです!50キロくらいまではディーゼル特有のカラカラ音がしますが、50キロを超えた辺りからかなり静かになります。
【総合評価】デミオのディーゼルモデルと比べて50万円ほど高くなりますが、それ相応に質感、走行感が良くなっています!他社のコンパクトSUVと比較すると、もっとも高級感を感じるクルマだと思います。……
→このレポートの全文は [こちらをクリック!]
■この車の他のカーソムリエレポートは [こちらをクリック!]
CX-3の「ここが惜しい!」
デザイン・走りともに高評価のCX-3ですが、一方で鋭いカーソムリエの皆さんからはこんな指摘もありました。
▼やはり仕様選択の自由度は高くない。アテンザのLパッケージと違ってBoseサウンドは全車でオプション設定だが、CX-3ではこれを選ぶと荷室が少し食われることに注意が必要。また、純正フォグランプはLED仕様のものしかないため、積雪寒冷地のユーザも注意が必要。そして国内仕様CX-3では全車が暗色ガラス仕様。これの単独レスオプション設定は国内前メーカーにずーっと言い続けてるんだが…(McRashさん)
▼1.5Lのディーゼル車として見たときに、ベースグレードであっても250万以上、Lパケの四駆だと300万円に達する価格は確かに高い。ただし、価格に見合う内容の車両ではあるので、割高かと言われればそうでもないのだが…景気回復の実感が富裕層や投資家に限られる現状、ちょいと高嶺の花ではあるように感じられる。(McRashさん)
▼不満な点は居住性です。デミオがベースの車なので仕方のない事だとは思いますが、後部座席は足元、頭上が非常に狭いです。後部座席に大柄の人が座るのは困難だと思います。また、荷室もデミオとほぼ変わらずかなり小さいです。アウトドア目的でSUVを見られている方のニーズには合っていないかと思います。(Shunsuke Kikuyamaさん)
カーソムリエって何?
カーソムリエはオートックワン運営の『カーソムリエ検定』に合格した、その名の通りの“自動車のソムリエ”。彼らが実際に試乗をし、そのクルマについて感じたことを投稿しているのが『カーソムリエレポート』です。これまでに全国1,600名のカーソムリエが、8,500件以上のレポートを投稿しています。
会員登録のうえ、「カーソムリエ検定」に合格すれば、カーソムリエの資格が認定されます。
カーソムリエ検定は、自動車に関する様々な知識を問うクイズ形式の検定試験です。お使いのスマートフォンもしくはパソコンから、1回5~10分程度で受検することができ、何度でも挑戦できます。
[カーソムリエ検定]を受けてみよう!
レポート投稿者随時募集中!レポート投稿に関する詳細は[コチラ]まで
※試乗レポート1件の投稿につき、Amazonギフト券500円分をプレゼント!
【関連記事】プロの自動車評論家の解説&試乗レポート!
今回登場した車の詳細を、自動車評論家の先生が紹介する記事です。こちらも合わせてご覧ください!
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。