圏央道、相模原愛川IC~高尾山IC間開通1週間の交通量は平均「34,000台」
中日本高速道路株式会社(以下、NEXCO中日本)は、6月28日に開通した相模原愛川IC~高尾山IC間の開通後1週間の交通量が、平均34,000台となったことを発表した。
NEXCO中日本によると、今回の開通によりすでに開通済みの圏央道 圏央厚木IC~相模原愛川IC間では22,400台が46,600台へと108%増加し、また圏央道 青梅IC~入間IC間では33,200台が41,700台と26%増加。
逆に、東名高速(横浜町田IC~横浜青葉IC間)では5%減少し、関越道(鶴ヶ島JCT~川越IC間)でも3%の減少が見られた。中央道(八王子JCT~八王子IC間)では41,800台から43,000台と3%増加した。
開通による国道への効果について、国道129号、環状8号線ではそれぞれ6%、5%の交通量の減少が見込まれた。また、国道16号では打越~大和田四では9%減少したが淵野辺交差点では変化が無く、同社では「現時点では変化がなく、転換は限定的」としている。
また、一般利用者の声として以下のような移動時間の短縮の効果を実感する声が得られたとしている。
秦野市在住者「これまで関越道方面へ行くときは、都心(環八)経由だったのが、早くて便利になった。東北道まで早くつながってほしい。つくばに実家があるので、都心が混んでいるときにルート選択ができる」
相模原市在住者「関越道・東北道方面へ仕事で利用する。以前は首都高まわりで移動していたが、圏央道を使えば40~50分 (相模原市在住) 短くなり、便利」
圏央道について
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)
首都圏3環状道路を形成し、首都圏の慢性的な渋滞の緩和・環境改善、沿線都市間の連絡強化等を目的とした都心から半径およそ40~60kmの位置に計画されている総延長約300kmの環状の自動車専用道路。
昭和60年に一部事業化後、順次開通し、 今回の開通区間を含めて約7割、196kmが開通している。