日産、2014シーズンにおけるモータースポーツ体制を発表!イベントも開催!

日産自動車、及びニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(以下、ニスモ)は、2014年のモータースポーツ活動概要を発表した。

世界最速の電力駆動レーシングカー「NISSAN ZEOD RC」でル・マン24時間レースに出場、また、新しい車両規則で開催される2014 SUPER GT GT500クラスへ新型車両「NISSAN GT-R NISMO GT500」で参戦する。そして 「NISSAN GT-R NISMO GT3」でグローバルなレース活動をサポートや、ニスモアスリートのプログラムをさらに拡大なども行っていくとしている。

また、2月23日に日産グローバル本社ギャラリーにてSUPER GTの監督、ドライバーが参加するイベントを実施。 新カラーリングの「#23 MOTUL AUTECH GT-R」や「#3 B-MAX NDDP GT-R」も初披露する。

詳細:http://www.nissan.co.jp/GALLERY/HQ/

ル・マン24時間レース / NISSAN ZEOD RC

Nissan ZEOD RC

 日産・ニスモは、世界最速の電力駆動レーシングカー「NISSAN ZEOD RC」 で、2014年のル・マン24時間レースに「ガレージ56」枠から出場する。「NISSAN ZEOD RC」は、電力のみでル・マンのサーキットを1周する初めてのレーシングカーとなる。1スティントの1周を電力のみで走行し、その後はわずか重量40kgでありながら、400馬力を発生するDIG-T R 1.5リッター3気筒ターボエンジンで走行。

今回、世界各地の日産拠点で現在開発を進めているこの車両をル・マン24時間レースでドライブするのは、ルーカス・オルドネス選手(チームメイトは後日発表)。「NISSAN ZEOD RC」は、日産が2015年のFIA世界耐久選手権LMP1クラスへの参戦を検討するための取り組みの一つとなっている。

SUPER GT GT500クラス

2014年モデルのGT-R NISMO GT500

SUPER GTのGT500クラスは、2014年からドイツツーリングカー選手権(DTM)とエンジン以外の車両規則が共通化される。この車両規則変更を受け、日産・ニスモは、2014年のシリーズに、シャシー、エンジンともにニスモが新規開発した車両で臨む。現在開発を行っている車両は、ベース車両である「NISSAN GT-R」の特徴的なデザインを取り入れながら、速さと信頼性を高い次元で両立できることを目指して設計・開発を行っている。

また、新型車両で行われているテストでは、日産GT-R勢は順調な走りを見せているだけに2014年シーズンが楽しみだ。

そしてGT500クラスチーム体制は、2014年も引き続き、「NISMO」・「TEAM IMPUL」・「KONDO RACING」・「MOLA」の4チームで参戦、合計4台の「NISSAN GT-R NISMO GT500」で同シリーズGT500クラスに出場する。

23号車ニスモには、2013年に引き続きロニー・クインタレッリ選手が、そしてインパルから松田次生選手が移籍する形となった。星野一義監督率いる12号車インパルは、2011年から12号車をドライブするジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手と、4年間KONDOレーシングのドライバーを務めた安田裕信選手が加入。そしてそのKONDOレーシングには、ミハエル・クルム選手に加えNDDP*で育成した佐々木大樹選手がステップアップする形となった。また、モーラは同チームで2度のチャンピオンを獲得した柳田真孝選手を迎え入れ、ドライバーズチャンピオンを3回獲得(歴代1位)の本山哲選手とタッグを組む。

日産系チームの総監督は、引き続き柿元邦彦氏が務める。

*NDDP:Nissan Driver Development Program

No.

チーム

監督

ドライバー

車両名

タイヤメーカー

23

NISMO

鈴木豊

松田次生

MOTUL AUTECH GT-R

ロニー・クインタレッリ

ミシュラン

12

TEAM IMPUL

星野一義

安田裕信

カルソニックIMPUL GT-R

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

ブリヂストン

24

KONDO RACING

近藤真彦

ミハエル・クルム

D'station ADVAN GT-R

佐々木大樹

ヨコハマ

46

MOLA

大駅俊臣

本山哲

S Road MOLA GT-R

柳田真孝

ミシュラン

カスタマープログラム 日産車や日産エンジンでレース活動を行うカスタマーチームを2014年も支援

「NISSAN GT-R NISMO GT3」の車両供給及び技術支援 2013年仕様の「NISSAN GT-R NISMO GT3」の速さは既に証明されているが、2014年モデルではさらに信頼性向上、ピットワークの作業性及び安全性向上、ランニングコスト削減を目的としたエンジンのロングライフ化を図っている。

<SUPER GT GT300クラス>

「NISSAN GT-R NISMO GT3」でSUPER GT GT300クラスに参戦するカスタマーチームに、引き続き車両供給及び技術支援を行う。また、今年もNDDP RACINGがエントリーし、長谷見昌弘監督のもと、星野一樹と、今年は新たにGTアカデミー初代勝者であるルーカス・オルドネスが参戦する。

No.

チーム

監督

ドライバー

車両名

タイヤメーカー

3

NDDP RACING with B-MAX

長谷見昌弘

星野 一樹

B-MAX NDDP GT-R

ルーカス・オルドネス

ヨコハマ

<ブランパン耐久シリーズ>

欧州地域のGT3プログラムパートナーであるJRMとともに、ブランパン耐久シリーズに出場する「NISSAN GT-R NISMO GT3」のユーザーに、引き続き車両供給及び技術支援を行う。また、ブランパン耐久シリーズには、GT Academy Team RJNから2台の「NISSAN GT-R NISMO GT3」がエントリーする。

チーム

監督

ドライバー

車両名

タイヤメーカー

GT Academy Team RJN

ボブ・ネビル

ミゲール・ファイスカ

フローリアン・シュトラウス

スタ二スラフ・アクセノフ

千代 勝正

ニック・マクミレン

NISSAN GT-R NISMO GT3

ピレリ

<ニュル24時間レース>

ニスモとブランパン耐久シリーズに参戦するRJNとのジョイントチームで、ニュルブルクリンク24時間レースに2台の「NISSAN GT-R NISMO GT3」で出場する。ドライバーラインアップ等の詳細は後日発表。

<スーパー耐久シリーズ(GT3クラス)>

昨年に引き続き、「NISSAN GT-R NISMO GT3」でスーパー耐久シリーズのGT3クラスに参戦するカスタマーチームに技術支援を行う。またGT3クラスでは、2014年も引き続きKONDO RACINGと日産自動車大学校のコラボレーションチーム、「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」プロジェクトで参戦する。これは、授業の一環としてレース活動に参画するという、教育とモータースポーツを結びつけた活動の一環である。

クラス

No.

チーム

監督

ドライバー

車両名

GT3

24

KONDO RACING

近藤真彦

藤井誠暢

GAMISAN

佐々木大樹又は高星明誠

スリーボンド

日産自動車大学校GT-R

日産グローバルモータースポーツダイレクター ダレン・コックス氏のコメント

「日産・ニスモのレース活動は、ますますグローバル化が進んでいます。昨年は、オーストラリアV8スーパーカーズに参戦を果たしました。そして2014年は北米まで活動を広げ、ユナイテッドスポーツカー選手権に参戦します。また、日米欧、オーストラリアでの活動に加え、ロシアやインドといった新興国においてもGTアカデミーを開催し、我々は世界中に日産・ニスモブランドを発信し続けています。また、ニスモグローバルドライバーエクスチェンジは2014年も引き続き拡大します。日産・プレイステーションGTアカデミーの初代勝者であるルーカス・オルドネスは、グランツーリスモの母国である日本のSUPER GTにフル参戦しますし、千代勝正は、特に激しいレース展開が繰り広げられている欧州ブランパン耐久シリーズに昨年のチャンピオンチームから参戦します。彼らの活躍が楽しみです」

ニスモ取締役社長 宮谷正一氏のコメント

「今年創立30周年を迎えるニスモは、日産の“今までなかったワクワクを”を体現するパフォーマンスブランドであり、このブランドの信頼性をさらに上げていくためにも我々はレースで勝利していかねばなりません。新生SUPER GTでは必ずやシリーズチャンピオンを奪還し、ファンの皆さんの期待に応えたいと思っております。また、グローバルな舞台においてもLMP2、GT3、グローバルドライバーエクスチェンジを活用した活動を広げて、日産・ニスモの存在をこれまで以上にアピールしていきたいと考えています」

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

筆者
MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

日産の最新自動車ニュース/記事

日産のカタログ情報 日産の中古車検索 日産の記事一覧 日産のニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる