日産、ダットサンブランドの第1号モデルのデザインスケッチを公開

ダットサンモデル エクステリアダットサン デザインアスペクト

7月1日(月)、日産は、ダットサンモデル第1号のスケッチを公開した。このモデルは7月15日(月)にインドで行われるワールドプレミアイベントで公開される予定。

このモデルは、インド市場に投入され2014年から発売するダットサンブランドのモデルラインナップにおける第1号の車両となる。インドで開催するワールドプレミアイベントでは、新型車の公開と共に、2012年3月に復活を発表したダットサンブランドの紹介も行う。

ダットサンブランドは、インド、インドネシア、ロシア、南アフリカ市場に2014年に投入され、各市場向けに開発される予定で、商品コンセプトは同一。

ダットサンブランドの責任者であるヴァンサン コベ日産執行役員は、「ダットサンは、競争力のある優れた商品をお届けします。お客様にとって、モダンで憧れのものでありながら、安心感と優れた価値を提供します。高成長する市場において増加しているニーズの満たされてない多くのお客様のために開発されたクルマです。ダットサンモデルは、日産自動車のエンジニアやデザインチームのサポートにより、現地で開発、生産されます。」とコメントしている。

ダットサン

ダットサンは、約100年前の1914年に日本で作られた脱兎号(ダット自動車)に由来。「脱兎(ダット)」というのは「超高速」という意味であるとともに、当時の出資者であった、田、青山、竹内3人のそれぞれの名前の頭文字を取って名付けられたもの。また、耐久性のある(Durable)、魅力的で(Attractive)、信頼できる(Trustworthy)のそれぞれの頭文字を取ってDATとしたと宣伝された。

1933年、日産の創立者である鮎川義介が、「すべての人に自動車を」というビジョンを持ってこの事業を引き継ぐ。1930年台初頭の日本の若者たちの向上心を満たす、軽量で経済的で耐久性のあるクルマは、「ダットの息子」、Datson(ダットソン)と名付けられ、後にダットサン(Datsun)となった。

1981年に、日産ブランドへ統一、それ以降順次新型車からブランド名が外されたが、2012年3月、「ニッサン」「インフィニティ」に続く第3のブランドとなるダットサンブランドの復活を発表。

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