新卒で車を持つなら新車・中古車どっちがおすすめ? 理由を解説

  • 筆者: MOTA編集部
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新卒者が車を所有しようとしても、維持費が高いなどの理由で購入を控える人が増えています。そこでおすすめしたいのが新車カーリースです。その理由について解説するとともにおすすめの人気車両なども紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 新卒で車を所有するメリット
  2. 乗るなら新車と中古車どっちがいい?
  3. 新卒で新車は無謀? どれくらい予算が必要なのか?
  4. 実家暮らしとひとり暮らしの差は大きい
  5. 知っておくべき車の維持費について
  6. 新卒でカーローンは利用できる?
  7. 審査基準はどこ? 見られるポイント
  8. 初めて車を所有するならどんな車がおすすめ?
  9. カーリースは新卒者にもおすすめ

新卒で車を所有するメリット

車を所有するのはそれなりの維持費がかかりますが、新卒者が車を持つメリットはいくつかあります。まずは新卒者が車を所有するメリットについてみていきましょう。

好きな車を好きなときに好きなだけガンガン乗れる

新卒である20代は時間と体力に余裕があります。30代、40代と年を重ねていくに連れて仕事や家庭のことで忙しくなり、車に乗る機会も減っていきます。

車を買うお金はあっても、時間や体力がないという人もいるでしょう。

20代のうちに好きなだけドライブを楽しめるのは、車好きな人にとっては最高の楽しみといえます。

休日の行動範囲がグッと広がる

大きな都市に住んでいれば、車がなくても生活に支障はないでしょう。

ライフラインが充実していて、買い物をするにもひとつのエリアに集中していることが多いので、徒歩で完結できてしまいます。

ただ、地方都市では移動手段として車が必要になる場面が多々あります。

社会人になったら学生の頃にはできなかった遠出をしてみたいと思う人もいるでしょう。車を持てばそのおもいを実現できます。

また、休日にやることがなくて暇だと思うことも案外多いです。なので時間と体力がある20代のうちに休日を満喫するためにも、車があると移動範囲が広がります。

同年代の人から重宝され、出会いも増える

新卒者が車を持つことは周りの友達からも重宝されるでしょう。遠出ができるようになったことで、遠方に住んでいる人にも簡単に会えます。

出会いの幅がグッと広がり人脈も広がるかもしれませんね。新卒者の場合、車を持っているだけでも、大きなコミュニケーション材料となります。

乗るなら新車と中古車どっちがいい?

車の購入を検討するときは、新車と中古車のどっちを購入するか悩むはずです。そこで、ここでは新車と中古車のメリット・デメリットについて解説します。

新車

新車の主なメリット・デメリットは以下です。

メリットデメリット

・新車のみに適用される減税がある。(ex.エコカー減税)

・中古車と比べて維持費がかからない。(ex.メンテナンス代etc)

・故障リスクが中古車より低く、安心感が高い。

・購入して数年で売ろうとした場合、高値で売れる可能性が高い。

・内外装色や装備の選択肢が中古車に比べて多い。

・最新モデルが手に入る。

・購入時の年式や走行距離を気にすることなく、長期間乗り続けられる。

・中古車に比べると、車両価格が高い。

・現行車種しか選べないため、選択肢が限られている。

・購入してから納車されるまでの時間がかかる。(1ヶ月以上かかることもある)

中古車

中古車の主なメリット・デメリットは以下です。

メリットデメリット

・同じ予算を使える場合は、新車よりもワンランク上のグレードの車を購入できる。

・生産終了となった車種も選べるため、選択肢が豊富である。

・購入してから納車されるまでの時間が短い(一般的に2〜3週間程度)。

・新車よりも保証期間が短いので、故障リスクが高く、安心感は新車に比べて劣る。

・購入して数年で売ろうと思っても、高値で売れる可能性は低い。

・色や装備の自由度が低い。

・乗れる期間が新車と比べると短い。

カーリースでも車を所有できる

新卒者は収入が決して多くないので、費用をなるべく抑えたいですよね。その点、費用を抑えて自分好みの車が選べる中古車を購入することは、最適な選択肢であるかのように思えます。

ただし、新車に比べると故障リスクが高く、維持費がかかるといったデメリットもあります。このデメリットを解消する手段のひとつがカーリースです。カーリースとはお客さまが選んだ車をリース会社が購入し、契約期間のみ貸し出すサービスです。

新卒で新車は無謀? どれくらい予算が必要なのか?

新卒者が新車を買うには、どれくらいの予算が必要なのでしょうか。

もし、ひとり暮らしをしているのであれば、生活費にそれほど余裕がないため予算もあまりかけられないでしょう。手取り20万円のひとり暮らしの生活費を例に考えてみます。

〈手取り20万円の場合の生活費内訳例〉

・家賃:6〜7万円程度

・食費:4万円程度

・水道光熱費:1万円程度

・通信費:1万円程度

・交際費・娯楽費:2万円程度

・日用品・衣類購入費:3万円程度

・貯金・予備費:2万円程度

ひとり暮らしの場合だと、月々にかかる生活費はおおよそこれほどです。自由に使える金額は月に2〜3万円程度と決して多くはないでしょう。

生活に困るレベルではありませんが、もし新車を購入するとしたら、ここからさらにローンの返済や車の維持費を捻出しなければならないため、かなり厳しいといわざるをえません。

こうした状況から鑑みると、新卒者で車を所有するならば初期費用込み、かつ月1万円程度の予算で利用できるカーリースの検討も視野に入れておいて損はありません。

実家暮らしとひとり暮らしの差は大きい

支出額は実家暮らしかひとり暮らしかにより大きく異なります。実家暮らしの場合は、家賃や光熱費などひとり暮らしのときに必要な生活費が抑えられるからです。

実家暮らしであれば自由に使えるお金が多くなるので選択肢が増えます。家賃や光熱費などを抑えることで、予算の幅も広がるでしょう。

知っておくべき車の維持費について

車の維持費は主に4種類あります。「税金」「保険料」「メンテナンス費」「走行に必要な費用」です。以下でそれぞれの維持費の内訳についてみていきましょう。

税金

車を購入する際には以下のような税金がかかります。

・自動車税(種別割) / 軽自動車税(種別割)

・環境性能割

・自動車重量税

・車両本体の消費税

それぞれの税金について簡単に紹介します。

自動車税(種別割) / 軽自動車税(種別割)

普通自動車であれば「自動車税」、軽自動車であれば「軽自動車税」がそれぞれかかります。

自動車税

令和元年10月1日以後

初回新規登録

令和元年9月30日以前

初回新規登録

1,000cc以下

2万5000円

2万9500円

1,001cc~1,500cc

3万500円

3万4500円

1,501cc~2,000cc

3万6000円

3万9500円

2,001cc~2,500cc

4万3500円

4万5000円

2,501cc~3,000cc

5万円

5万1000円

3,001cc~3,500cc

5万7000円

5万8000円

3,501cc~4,000cc

6万5500円

6万6500円

4,001cc~4,500cc

7万5500円

7万6500円

4,501cc~6,000cc

8万7000円

8万8000円

6,001cc~

11万円

11万1000円

軽自動車税

新規登録後13年未満の車両新規登録後13年超の車両

年間の税額

1万800円

1万2900円

環境性能割

環境性能割とは、自動車の燃費性能に応じて課せられる税金のことです。

以前は「自動車取得税」という名目で課税されていましたが、2019年10月からは環境性能割という名目で課せられるようになりました。

燃費の性能によっていくつかのパターンに分けられます。

普通自動車軽自動車

2020年度燃費基準

+20%達成車

非課税

非課税

2020年度燃費基準

+10%達成車

1%課税

非課税

2020年度燃費基準

達成車

2%課税

1%課税

2015年度燃費基準

+10%達成車

3%課税

2%課税

自動車重量税

自動車の重量に対して課される税金のことで、車両の重さで税金の金額が変わります。

普通自動車軽自動車

新車登録から12年目まで

4100円/0.5トン

一律で3300円

13年目から17年目まで

5700円/0.5トン

一律で4100円

18年以降

6300円/0.5トン

一律で4400円

車両本体価格による消費税

車両本体価格に消費税がかかります。

消費税率は10%(2023年時点)なので、200万円の自動車を購入した場合は、20万円の消費税がかかります。

保険料

知っておくべき車の維持費の2点目が保険料です。

車を購入したら、自動車保険(車による事故や損害が発生した場合に、保険会社が保険金等によって損害を補償する保険)への加入が必要です。

自賠責保険

(自動車損害賠償責任保険)

・公道を走る車の所有者すべてに加入が義務付けられている保険。

・車を購入したときや車検のときに、対象期間分をまとめて納付する。

・他人への慰謝料や治療費などの損害に対して補償され、自分の怪我や他人の車に対しては補償されないので、必要最低限の補償内容といえる。

任意保険

・民間の保険会社が出しているもので、加入が義務づけられている自賠責保険とは違い、自分の意思で加入の有無を決められる。

・自賠責保険だけでは万が一の事故のときにお金をまかなえないケースが多く、ほとんどの人が任意保険にも加入している。

・保険料は、運転手の年齢、車種、補償範囲等で異なる。

メンテナンス費

知っておくべき車の維持費の3点目がメンテナンス費で、主に「車検費用」「修理代」「消耗品の交換にかかる費用」の3つです。

車検費用

・新車購入から3年後、その後は2年ごとに定期点検で、「道路運送車両法」によって義務付けられた法廷検査。

・車の状態や車検をする場所で費用が異なり、数万〜10万円程度。

修理代

車の故障や不具合が生じたときに必要

消耗品の交換にかかる費用

タイヤやオイルなどの消耗品の交換時に必要

走行に必要な費用

知っておくべき車の維持費の4点目が走行に必要な費用です。

ガソリン代

日常的な走行で発生する費用で、車種や乗る頻度、走行距離だけでなく、ガソリンの相場によっても変動する。

駐車場代

車を駐車するスペースを確保するための費用で、場所や地域によって大きく変わる。

高速料金

高速道路や各種有料道路の通行料で、車の使い方によって異なる。

新卒でカーローンは利用できる?

車を購入する際、ローンを利用するのは一般的です。

ただし、新卒の場合だとそもそも審査に通るかどうかで心配になる人もいるでしょう。新卒の場合でも、カーローンは利用できるのでしょうか。

カーローンが組めるかどうかは申込者の返済能力で決まります。そのため、返済能力に不安があるとローンが組めません。

審査により返済能力が高いと判断されると高額ローンを組めます。ローンの種類は以下のようなものがあります。

ローンの種類銀行系ローンディーラーローンフリーローン

金利の目安

年1〜2%

年4〜8%

年2〜15%

審査傾向

・3つのなかでもっとも審査が厳しい。

・新卒では審査に通りにくい。

銀行系より審査は通りやすい

・返済実績がないと、金利が高くなりやすい。

・新卒でも審査に通りやすい。

ローンを組む条件のひとつとして、「勤続1年以上」を条件にする金融機関がほとんどのようです。

そのため新卒で車のローンを組むのは難しいといえます。ただし、新卒でも条件によってはローンを組める場合があります。

どのような場合にローンを組めるのかを詳しくみていきましょう。

審査基準はどこ? 見られるポイント

新卒でローンを組む場合、審査基準としてみられるポイントは4つです。

・就職先

・信用情報

・頭金の額

・家族の協力

それぞれ順番にみていきます。

就職先

・勤続年数が1年未満であっても、勤務先によっては審査に通ることがある。

・公務員や大手企業であれば、勤続年数が短くても「この先も長く勤務するだろう」と判断をされる傾向にある。

信用情報

・学生時代から利用しているクレジットカードがあれば、同じ会社が提供しているローンに申し込むと審査も通る可能性が高い。ただし、利用料金の滞納などがあると、審査が通らなくなる恐れがある。

・各金融機関は信用情報機関を通じて、カード利用に関する情報にアクセスできる。

頭金の額

・頭金が多ければ多いほど貸し付ける金額が減って、ローン会社はリスク軽減できるので、全額ローンで借りるより、頭金を用意すると審査が通りやすい。

・車をローンで購入するときの頭金の相場は、総額のおよそ20〜30%程度。

家族の協力

・親に保証人をお願いできれば、低金利でローンを借りられる可能性が高い。

・新卒の人は経済状況が安定していないので、保証人を必要とすることが多い。

初めて車を所有するならどんな車がおすすめ?

新卒者が初めて車を所有するなら、どんな車がおすすめでしょうか。ここではとくに人気が高い車を3台紹介します。

日産 デイズ

デイズは、2013年に日産自動車からリリースされた次世代軽自動車です(2019年に2代目がリリース)。

広々とした室内空間と軽量ボディ・低燃費を兼ね備えており、リリース当初から人気があるモデルです。

高級感がある内装には定評がありますが、なかでも注目なのがシートへのこだわり。疲れにくく座り心地のよいゼログラビティシートを採用していて、ロングドライブもラクラクこなせます。

外装は従来の軽自動車にとらわれないカッコよさが特徴です。丸みのあるボディに、きりっとしたライトでメリハリをつけ、躍動感があります。選択肢が豊富なボディカラーも人気の理由のひとつです。

デイズ

スズキ ハスラー

ハスラーは、2014年にスズキからリリースされたクロスオーバーSUVタイプ(アウトドアと街なかの両方の乗用に適したSUV)の軽自動車です(2020年に2代目がリリース)。

なんと言っても、豊富なカラーバリエーションがハスラーの魅力です。ボディカラーは全13色、2トーンも8色設定されており、ハスラーの可愛らしいデザインを強調するポップな色使いがなされています。

また、ハスラーの特徴は、豊富なシートアレンジにあります。後部座席と助手席のシートをフラットにすれば、サーフボードやスノーボードなどのスポーツ用品などアウトドア用品も収納できます。

ハスラー

ホンダ N-BOX

N-BOXとは、2011年にホンダからリリースされたスライドドア付きハイトワゴン型の軽自動車です(2017年に2代目がリリース)。

すべてのグレードに衝突被害軽減ブレーキが搭載されていて、インテリア、デザイン面だけでなく、走行性能や安全装備も充実しています。

N-BOXはなんといっても広々とした室内空間が魅力で、大人4人が乗ってもゆったりとくつろげます。前席との距離や荷室長を左右席で別々に調節できるスライドリアシートを採用しているので、荷物もたくさん詰められます。

また、背もたれを前に倒せたり後席の座面をはね上げられたりもできます。座面だけを持ち上げられるのは軽自動車ではN-BOXだけです。

N-BOX

カーリースは新卒者にもおすすめ

車を所有する方法は、購入のほかにカーシェアなどのレンタルサービスがあります。

様々ある車の所有方法の中でも、カーリースは車を必要としている新卒者にとくにおすすめです。カーリースがなぜ新卒者におすすめなのか、その理由を紹介します。

月々の支払いが定額

車をローンで購入した場合には、毎月のローン返済に加えて、税金や車検費用などもその都度支払わなければなりません。

しかし、カーリースであれば契約期間中の維持費は、毎月の定額料金のなかに含まれているのが一般的です。料金体系が分かりやすいので、出費の見通しが立てやすく、無理のない金額で利用できます。

初期費用がなくても契約できる

車を購入する場合、ローンを組むなら頭金が必要なうえ登録諸費用など、最初にある程度まとまったお金の準備が必要です。

しかし、カーリースであれば頭金などの初期費用がなくても契約できます。登録諸費用は毎月の定額料金のなかに含まれています。貯金などまとまったお金を用意しにくい新卒者でも車を所有できます。

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筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

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