THE NEXTALK ~次の世界へ~ ホンダ レーシング 社長 鈴木哲夫インタビュー(1/5)
- 筆者: 御堀 直嗣
- カメラマン:佐藤靖彦
THE NEXTALK ~次の世界へ~
日々進化する自動車技術。それを取り巻く自動車環境・・・。
現代人の生活は、この「自動車」という分野と、隔絶し難い関係であることは言うまでもない。世界中の自動車メーカー各社が生み出す最新テクノロジーは、まさに目まぐるしい競争社会の中で、それぞれの成長過程を築き上げ、それを私たちの生活を含めた広い分野へと放出しはじめている。
しかし、我々の生活と自動車の密接なる関係は、一体どのように形成され、そしてどのように発展していくのか。そんな疑問に立ち返りながら、自動車と深く関わり合う業界のキーマン達へ直撃インタビューを行う企画、それが「THE NEXTALK ~次の世界へ~」だ。
さて、今回のキーマンは自動車界ではなく、なんとバイクの世界から。
バイク業界においてその名を世界中に轟かす、株式会社ホンダ レーシングにて社長を務める鈴木哲夫氏にスポットを当てた。一体どんな話が聞けるのか・・・。
『虚心坦懐』
この記事がアップとなった9月23日の翌24日は、本田技研工業(株)の創立記念日である。
創業者・本田宗一郎が、自転車にエンジンを取り付けた2輪車からバイクづくりに立ち上がった経緯は広く知られるところだ。そのバイク技術の向上と練磨のため、1959年にイギリスで開催されるマン島TTレースに、ホンダは日本から初参戦した。
そこから遡ること4年前の1955年、本田宗一郎は社内の月報でこう語っている。
『私の願っておりますのは、製品を世界的水準にまで高めることであります。今回いよいよ、私の念願であった世界的技術の水準において、世界市場で第一流のメーカーとの競争を実行に移すことになりました』と。
今日、ホンダのバイクレースの最前線にあるのが、(株)ホンダ・レーシング(HRC)であり、その社長が鈴木哲夫である。鈴木哲夫はまた、(株)本田技術研究所の取締役常務執行役員で、二輪R&Dセンターの責任者でもある。
バイクの魅力とは何か?。ホンダは、なぜバイクのレースを今なお続けるのか?Moto GP(ロードレース世界選手権)日本グランプリ直前に本音を聞いた。
鈴木哲夫(すずき てつお)プロフィール
1959年2月27日東京都出身
1983年:本田技研工業(株)入社
同年10月:(株)本田技術研究所 朝霞研究所配属 ゴールドウイング(水平対向6気筒エンジン)を除く全てのスポーツモデルの車体設計を手掛ける。VT250F、CB1000スーパーフォア、VFR750、CBR1100XXなど多数。VTR(250)は開発責任者を務める。
2000年:(株)ホンダ・レーシングに異動(スーパーバイク開発責任者)
2001年:本田技術研究所 朝霞研究所 MSD(モータースポーツ・デベロップメント)発足と共にマネージャーへ就任。
2003年:本田技術研究所 朝霞研究所 所付(量産の車体設計技術統括)
2009年:本田技術研究所常務取締役(二輪R&Dセンター担当 兼 ホンダ・レーシング社長) 現在に至る。
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