BMW、ブランド初のFF(前輪駆動)モデル「2シリーズ アクティブツアラー」発売

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BMW、ブランド初のFF(前輪駆動)モデル「2シリーズ アクティブツアラー」発売
BMW 2シリーズアクティブツアラーとビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏 BMW 2シリーズアクティブツアラー BMW 2シリーズアクティブツアラー BMW 2シリーズアクティブツアラー BMW 2シリーズアクティブツアラー BMW 2シリーズアクティブツアラー ビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏 BMW 2シリーズアクティブツアラー BMW 2シリーズアクティブツアラー BMW 2シリーズアクティブツアラー BMW 2シリーズアクティブツアラー 画像ギャラリーはこちら

ビー・エム・ダブリュー株式会社は、新型「2シリーズ アクティブツアラー」を2014年10月1日より受注開始すると発表した。納車は2014年12月からが予定されている。

新型2シリーズアクティブツアラーは、BMWブランドとして初の「FF」車。BMWでは今年の2月26日に、1シリーズのクーペモデル「2シリーズクーペ」を日本で販売開始しているが、同じ2シリーズといえど、クーペとアクティブツアラーは全く異なるエクステリアを持ち、搭載されるエンジンも異なり、そして前述の通り2シリーズアクティブツアラーは「FF」だが、2シリーズクーペは「FR」と、駆動方式も異なる。

BMW 2シリーズアクティブツアラー

さらに、近年のBMWラインナップでは「奇数」の車名をセダンやワゴン、「偶数」の車名をクーペ、「X」の車名をSAV(Sports Activity Vehicle=SUV)と位置付けていたが、「2シリーズアクティブツアラー」は2シリーズながら5ドアハッチバックモデルであり、これまでの同社の車名ルールとは異なる、BMWの新たな存在として誕生している。

2シリーズアクティブツアラーが「FF」方式を採用したのは、快適な居住空間を確保するため。

全幅1,800mm、全高1,550mmと機械式駐車場に入るサイズながら室内は広々とした空間が確保されており、特にリアシートのレッグスペースが広く取られていて高級セダン並の広さとなっているという。

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BMW 2シリーズアクティブツアラー

2シリーズアクティブツアラーで最も特徴的な機能が、その広いリアシートに備えられた「スライディングリアシート」。リアシートが60:40の2分割でスライドさせることが出来る(前後130mm)ため、レッグスペースを広く取ることが出来る。

さらに、そのリアシート自体も-1.5度から+28.5度まで3段階のリクライニングが可能となっているなど、リアシートに配慮されているのが特徴的だ。

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BMW 2シリーズアクティブツアラー

2シリーズアクティブツアラーのラインナップは、「1.5リッター直列3気筒 DOHC BMW ツインパワー・ターボ・エンジン」+「6速AT」搭載モデルが3グレード、「2.0リッター直列4気筒 DOHC BMW ツインパワー・ターボ・エンジン」+「8速スポーツAT」が1グレードの計4グレード構成。

ビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏

また、発表会には本年7月1日に同社へ新たに就任した「ペーター・クロンシュナーブル」代表取締役社長が初めて記者の前に姿を見せた。

同氏はBMW GROUP JAPANが日本における2010年~2013年の4年間、連続で前年度を上回る記録的な売上を達成しており、2014年度も1~8月の比較ですでに前年を上回る販売台数を記録しているとして、本年度もさらなる売上が期待できると話す。

さらにBMWは、2014年度には12台もの新車を日本に投入予定で、これまでに9車種を既に日本市場へ投入。そして、2014年後半に販売予定の3車種が「ミニ 5ドア」「X6 スポーツアクティビティクーペ」、そして今回発表の「2シリーズアクティブツアラー」であることを語った。

[参考]BMW 新型ミニ5ドア(F55)海外試乗レポート/九島辰也

また、同氏は「BMWでは1シリーズ、X1、ミニなどすでに11モデルのコンパクトカーをラインナップしており、売上に占める割合も大きい。日本における輸入車の割合は10%未満で、新たなお客様を獲得するためには国内ブランド所有のユーザーを取り込むことは必須。そして、2シリーズアクティブツアラーは室内空間が広く日本市場では最適なクルマであり、国内ブランドのコンパクトカーにも引けを取らない。BMWは、2シリーズアクティブツアラーによって新たなユーザーを取り込み、新境地を開きたい」と話す。

積極的な新車攻勢を見せるBMWが新たに放つFF採用のプレミアムコンパクトモデル「2シリーズアクティブツアラー」は、日本市場にどのように受け入れられるのかが注目される。

2シリーズ アクティブツアラーの主要諸元

BMW 2シリーズアクティブツアラー

218i Active Tourer(Standard)

全長×全幅×全高:4,350×1,800×1,550mm/ホイールベース:2,670mm/駆動方式:FF/エンジン:1.5リッター 直列3気筒 DOHC BMW ツインパワー・ターボ・エンジン/トランスミッション:6速AT/最高出力:100kW(136PS)/4,400rpm/最大トルク:220Nm(22.4kg・m)/燃費:16.8km/L/車両重量:1,460kg

225i xDrive Active Tourer(M Sport)

全長×全幅×全高:4,355×1,800×1,550mm/ホイールベース:2,670mm/駆動方式:4WD/エンジン:2.0リッター 直列4気筒 DOHC BMW ツインパワー・ターボ・エンジン/トランスミッション:8速AT/最高出力:170kW(231PS)/5,000rpm/最大トルク:350Nm(35.6kg・m)/燃費:―/車両重量:―

2シリーズ アクティブツアラーのグレードラインナップと価格

218i Active Tourer Standard/FF/1.5リッター直3/6速AT/3,320,000円

218i Active Tourer Luxury/FF/1.5リッター直3/6速AT/3,810,000円

218i Active Tourer M Sport/FF/1.5リッター直3/6速AT/3,680,000円

225i xDrive Active Tourer M Sport/4WD/2.0リッター直4/8速AT/4,940,000円

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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