陸上自衛隊(高機動車/軽装甲機動車)

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陸上自衛隊には「はたらくクルマ」がいっぱい!!

広報写真およびテキスト:防衛省統合幕僚監部のホームページより引用広報写真およびテキスト:防衛省統合幕僚監部のホームページより引用

陸上自衛隊の特殊車両(装備品)の特集です。

「自衛隊」と言えば、2011年3月11日に発生した東日本大震災における、陸海空総動員の「大規模震災災害派遣」による迅速な対応が記憶に新しいですね。その派遣規模は、発生約一週間で、災害現場および後方支援合わせて18万人以上に達したとも言われています。

※なお、この東日本大震災における「大規模震災災害派遣」は8月31日付けで終結し、現在、福島県において実施されている入浴支援については、東北方面総監が継続して実施。また、同県において実施されている原子力災害に係る除染支援等についても東北方面総監等が継続作業をしています。

被災地には、そんな自衛隊員のみなさんとともに多くの特殊車両たちが出動しました。中でも陸上自衛隊に属する車両は、救助活動やガレキ除去作業、防疫処理、施設支援など様々な場面でその役割を十二分に果たしたと言えます。

そこで今回は、私たち国民を守るため、さらには平和協力や救援・支援など国際舞台でも活躍する陸上自衛隊の特殊車両をできる限りたくさん紹介したいと思います。

一体どんなはたらくクルマたちが登場してくれるのでしょうか。

「高機動車」をベースにした「96式多目的誘導弾システム」

「96式多目的誘導弾システム」とは、広くは、海からの脅威(敵)に対する応戦手段で、車体の荷台部分にミサイル・ランチャーを搭載しているのが大きな特徴です。まるで映画やアニメに出てくるようなクルマですが、どこか見覚えのある印象だとは思いませんか?

そう、「トヨタ・メガクルーザー」です。車体部分の「高機動車」はそのメガクルーザーの陸上自衛隊バージョンなんですね。

と言うと、あたかも「高機動車はメガクルーザーがベース」と思われてしまいそうなのでちゃんと説明すると、高機動車の自衛隊導入は1990年代初頭でメガクルーザーの登場は1996年ですから、「メガクルーザーは高機動車がベース(高機動車の民生バージョン)」というわけです。

この高機動車はほかにも陸上自衛隊が保有する様々な装備品のベースとなっていることから、有用性の高いとても優れたクルマと言えます。

5つのドアを備えた「軽装甲機動車」は、パッと見ただのSUV!?

ライトアーマーの愛称で知られる「軽装甲機動車」は、隊員の戦略機動および戦場機動(機動≒移動)に貢献するクルマです。

一見したところ、若干カクカクし過ぎてはいますが、ドアが5つタイヤ4つの普通のSUVにも見えますね(名前も「軽装甲」だし?ちなみに「装甲」とは、機械や生物が過酷な環境においてほかの物体との衝突や熱から自ら守るために部品などを取り付けること)。

でも、このクルマの車体や窓ガラスはもちろん防弾仕様となっていて重さも約4.5tもあり、市販のSUVでは到底敵わない陸上自衛隊らしい超タフな仕様なんです。

ちなみにこの軽装甲機動車は国内での活動に留まらず、イラク人道復興支援業務やハイチ国際平和協力業務にも出動するような国際派でもあります。

と……、ここまで紹介しただけでもキャラのかなり濃い~陸上自衛隊のクルマたちですが、次回はもっとユニークなクルマも登場するので、ぜひお見逃しなく!!

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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