【リスク細分型保険】「リスク細分型自動車保険」ってどんな保険なの?
- 筆者: 清水 草一
【リスク細分型保険】「リスク細分型自動車保険」ってどんな保険なの?
よく広告で目にする「リスク細分型自動車保険」とは、具体的にどのようなものでしょうか?
加入条件を「通勤・通学」に限定した場合、休日に近所へ買い物に行った時の事故は補償されないのでしょうか。
その疑問、「MJブロンディ」がお答えいたします!
「リスク細分型」は、1997年の自動車保険自由化以降に設定されたもので、従来の自動車保険よりもドライバーのタイプや運転状況などを細かく分類して、保険料を設定する仕組みだ。
免許証の色や年間の走行距離、住んでいる地域や愛車のタイプなど、様々な項目によってドライバーが事故を起こす確率を算出している。
たとえば、免許取得後10年以上でゴールド免許、運転は休日のレジャーのみで愛車はファミリーカー、というドライバーなら、従来型の保険よりも安くなる。
昔からずっと同じ保険の内容を継続している人は、気がつかないうちに余計な保険代を支払っている可能性が高いので、一度見直してみることをおすすめする。人によっては、従来型の保険よりも20%以上も安くなる場合がある。
逆に、歳が若くて走行距離が多く、毎日仕事でスポーツカーを運転するようなドライバーは、従来型よりも20%以上割高になってしまう可能性が高い。
「リスク細分型=安い保険」という認識は誤りなので、誤解しないように注意してほしい。 地域分類は、九州や東北地方が比較的安く、関西や中国地方ではやや高くなる傾向にあるが、将来的にはさらに細分化されると見られている。
加入条件を「通勤・通学」に限定すると、多くの場合、一週間に5日以上、あるいは一ヶ月に15日以上という風に、クルマの使用日数が判断基準となるので、休日に事故を超してもちゃんと補償は受けられる。休日には運転できないということはない。
ただし、仕事中の足として使ったりした場合は、「業務用に使った」と見なされ、補償の対象外となるので注意しよう。また、年齢条件は1歳でも外れると補償されないので、第三者にクルマを貸す時は、年齢チェックを怠らないように。