中古車のプリウスで200万円前後の価格は『買い』なのでしょうか?
- 筆者: 清水 草一
マイチェン内容に大きく左右される!
マイチェン前の現行プリウスが、豪華装備グレードで200万円前後。シンプルな「S」だと160万円くらいで低走行車が買えるようですね。
これなら新車より70万円安いことになります。新車の値引き(20万円前後?)を織り込んでも、中古車はそれなりに魅力的ではないでしょうか。
低走行の高年式中古車は、新車と見分けがつかないことが多く、事実上、新車みたいなものだと私は思いますしね。
ただ、私なら、プリウスに関しては新車の方を選びます。
なぜならプリウスは、マイチェンに伴って、最大の欠点だった乗り心地がかなり改善されているからです。これはクルマとして非常に重要な部分でして、自分で直すのはコストがかかりすぎて割に合いません。
このように、高年式の中古車は、新車と直接競合するために、マイチェンの内容がどういうものだったかによって、かなり判断が左右されます。
MJブロンディの「ひとりごと」
ただし、たとえばマイチェンに伴って「燃費がリッターあたり1キロ改善された」という程度ならば、私はプラス材料とは考えません。
リッター35キロが36キロになったところで、燃費の向上は3%にも満たず、誤差の範囲内になってしまうからです。
それによって節約できる金額など、年間にして3000円程度。無視してかまわない額です。それより、数十万円安い中古車の方がはるかに有利です。
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