THE NEXTALK ~次の世界へ~ トヨタ福祉車両 製品企画主査 中川茂インタビュー(1/5)
- 筆者: 御堀 直嗣
- カメラマン:佐藤靖彦
THE NEXTALK ~次の世界へ~
日々進化する自動車技術。それを取り巻く自動車環境・・・。
現代人の生活は、この「自動車」という分野と、隔絶し難い関係であることは言うまでもない。世界中の自動車メーカー各社が生み出す最新テクノロジーは、まさに目まぐるしい競争社会の中で、それぞれの成長過程を築き上げ、それを私たちの生活を含めた広い分野へと放出しはじめている。
しかし、我々の生活と自動車の密接なる関係は、一体どのように形成され、そしてどのように発展していくのか。そんな疑問に立ち返りながら、自動車と深く関わり合う業界のキーマン達へ直撃インタビューを行う企画、それが「THE NEXTALK ~次の世界へ~」だ。
さて、今回のキーマンは、トヨタ自動車で福祉車両「ウェルキャブ・シリーズ」の製品開発に携わる中川茂氏。我々でも普段あまり関わることのできない分野だけに、そこには一体どんな現状があるのか・・・。必見である。
『その努力の延長線上に、世の中の幸せがあるか?』
日本自動車工業会の資料によれば、18歳以上で在宅の身体障害者数は、約358万人に上る。そのうち約半数の181万人が肢体不自由者で、身体の運動機能に障害を持つ。また、国民の高齢化により、20年後の2030年には、3人に1人が65歳以上となって、介護を必要とする高齢者が飛躍的に増加すると見られている。
こうした状況下、肢体不自由者の移動の手段として有力なのがクルマであり、70%を超える人が、外出時に「自家用車」を活用しているとされる。対して、「福祉車両の販売台数の大半はデイケアサービスやタクシーなど事業者が中心で、個人への普及はまだ少ない」と、トヨタ自動車製品開発本部でウェルキャブ開発の主査を務める中川茂は解説する。
多くの肢体不自由者が必要とする福祉車両の普及が、なぜ、なかなか進まないのか?スバリ、そこに切り込む。
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