スズキ エスクード 試乗レポート(4/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:小平 寛
まさに手頃なサイズ感で優秀機能満載な一台
続いてオフロードに突入してみよう。
今回の試乗場所は伊豆にあるモビリティパークという、かなりキツメのオフロードコースだったのだが、これが楽勝で走破できてしまったのである。
ここで感動したのは、まずブレーキのコントロール性のよさ。オンロードでももちろん思ったのだが、リニアにコントロールできるので安心感が高い上に扱いやすいのである。
続いて走破性では、やはりロック路面や泥濘地をトラクションコントロール性能を生かしてグイグイと上っていってくれる駆動力だろう。
とはいっても、これは最新鋭装備に助けてもらったからなのは間違いない。
今度のエスクードはこの当たりも相当進化しているのである。わかりやすい装備としては、ヒルディセントコントロール機能の追加が上げられる。これにより4Hロックで約10km/h、4Lロックで約5km/hで急坂を下ることが出来る(AT車のみ)のだ。
また、上り坂での発進時に、ブレーキを最大2秒保持してくれるヒルホールドコントロールもAT車に設定されている。これにより、より安全性が高まったと言っていいだろう。
というのも、ラフロードもガンガン走破するエスクードのこと、トレッキングシューズなど足元もガッチリした服装でドライブする機会が多く、ペダルワークがしにくい場面が多いのだ。これらをラクにできるサポート装置はかなり役立つに違いない。またサポートという意味ではオンロードで助けてくれる装置も満載である。
約45~100km/hで定速走行が可能なクルーズコントロールや先行車との距離をミリ波レーダーで計測し自動的に加減速してくれるアクティブクルーズコントロールシステム、衝突が避けられないと感知した場合に自動ブレーキを掛けてくれるプリクラッシュセーフティシステム、携帯電話をつないで要望を伝えるとオペレーターが対応してくれるナビサービス、カーウイングスの3年無料提供など、さまざまな新機能が用意されているのだ。オンでもオフでも走りやすさを助けてくれる性能を盛り込んだという点も、今回のエスクードのおススメポイントだ。
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