第一回 カーソムリエ学生選手権 最終選考を突破した3名による“ジュネーブモーターショー”振り返り座談会 [インタビュアー:飯田裕子](3/3)
- 筆者:
初のモーターショー“プレスデー”への参加で、肌で感じる「ライブ感」「情報の重み」
飯田:急に話が変わるんだけど、みんなまたジュネーブモーターショーに行きたいと思ったかな?
大塩、石河、竹内:もちろん行きたいです!
飯田:それは、どんなことが理由なんだろう?
石河:まず、ヨーロッパメーカーの重要車種の新型車がズラリとワールドプレミアされることですね。雰囲気も華やかで、高級車、高額車が多く売れる国ですからメーカーごとにその種の売り方やアピールの仕方の差が明確に出て、メーカーの底力が分かることだけでも見る価値があると思います。
大塩:もしプレスデーに行けるなら、ロールスロイスやフェラーリのような普段見る機会が限られるクルマを見たいですね。
飯田:プレスデーという声が出てきたところで、今回は幸運にもプレスデーで取材できたけど、みんなにとって初めてのモーターショーのプレスデーを経験できてよかったことは何だっただろう?
石河:ジュネーブでは86のチーフエンジニアの多田さん、ルーフ(ポルシェの公認チューナー)の社長さんや、各メーカーの広報の方と話す機会があったのですが、関係者と話をできたことが非常に良い経験になりました。
飯田:実際に話せなくても、メディアで見て顔を知っている人を間近で目にできるだけでも感動するよね。
大塩:僕は出展車、出展車を追う人を見て感じる“ライブ感”でした。このライブ感を経験するのはクルマ好き、エンジニアを目指す人はもちろん、モータージャーナリストを目指す人にも大きな財産になると思います。
竹内:出展車を追う人というと、僕は何社か重なることもあるプレスカンファレンスを追うメディア陣を見て、僕は特にその過程が分かったことで“情報の重み”というものを深く感じました。
飯田:今はインターネットが発達しているから、ついインターネットの情報だけで「見た」という気分になっちゃうから、その過程を見れたというのは貴重なことだよね。
竹内:特にフェラーリがワールドプレミアしたラ・フェラーリのアンベールの時に、モンテゼモーロさん(フェラーリの会長)がカメラマンでごった返している中、開発スタッフをラ・フェラーリの前に呼んだシーンの過程を見れたことには感動しました。You Tubeなどでそのシーンを見ても、ライブ感に加えて、その過程までは分かりませんから。
石河:こういったことは、もしユーストリームのネット上での生放送があったとしても現場に行って見るのには絶対に勝てないと思います。僕は名古屋在住なので、同じ日本に居ても東京と名古屋では東京モーターショーに対する温度差というものを感じていたのですが、海外のモーターショーに行ったことで、周りの人と同じようなテンションでモーターショーを見られたことがよかったです。
普段では体験できない貴重な機会、学生カーソムリエのイベントは実に有意義!
飯田:ジュネーブモーターショー取材ではみんな貴重な経験ができた訳だけど、やっぱり帰国してから変わったことはあった?
大塩:今までも輸入車の表面的なことは知っていましたけど、帰国してからは輸入車に乗ってみたいという気持ちが猛烈に強くなりましたし、輸入車に目を向けることも多くなりましたね。また、ツイッターのフォロワーや反響が増えたことも大きな変化でした。
竹内:自動車部の仲間を中心に、ジュネーブの土産話がいくらでもできましたね(笑)僕は今までクルマをスタイルとかスペックばかりで見てきたところがあったのですが、ジュネーブでいろんなクルマを見た後は、「このクルマはどんな部分、どんな使われ方を重視しているのか?」簡単に言えばコンセプトなんでしょうけど、その辺りを含め広い視野でクルマを見るようになったことが大きな収穫でした。
石河:周りにクルマに興味のある人は少なかったんですが、フェイスブックにジュネーブショーで見たクルマをアップしてみたら、記事を見た人から質問がたくさん来るようになって、普段の会話というか自分の周りでクルマに関心を持つ人が増えるようになっただけでもとてもよかったです。これは行ったのがジュネーブモーターショーという世界のモーターショーの中でも特に華やかなショーだったことも大きく影響したと思います。
大塩:僕は自動車関係が就職先の希望だったんですが、面接でジュネーブモーターショーに行ったことを話すと、面接官との話が盛り上がることが多かったので、それだけでも行けてよかったと思っています。
飯田:カーソムリエでジュネーブモーターショー取材の後もクルマ好きの学生さんを集めていろんな活動をしましたが、その中で印象的だったこともあったかな?
第二回 学生選手権の受験へアドバイス!
飯田:最後に、来年の「第二回 学生選手権」を受ける学生さんたちへのアドバイスをお願いします。
大塩:検定試験は数多く受験すれば、やっているうちにいい点数が取れるようになると思います。面接では自分の強みや、もしジュネーブモーターショーに行けたらどんなことを持ち帰りたいか?といったことをアピールするといいと思います。 竹内:日頃から自動車業界の動向を小まめに把握する習慣をつけると、検定試験、面接ともにいい方向に向かうんじゃないでしょうか。
石河:僕はメッセージとして、今年は関東圏の人が中心でしたが、もっと地方の人に受けて欲しいと思っています。地方の方がクルマに乗る機会も圧倒的に多いでしょうし、周りにクルマ好きの友達も多いでしょうから。
飯田:今日は皆さん、ありがとうございました。来年の第二回 学生選手権へのたくさんの受験をお待ちしております。
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