2011年4月 販売ランキング/松下宏(1/2)
- 筆者: 松下 宏
前年比半減の記録的な落ち込み
2011年4月の新車販売は、様々な意味で記録的な結果となった。
東日本大震災の影響で部品の供給が滞り、メーカー各社の生産が止まってしまったため、販売会社は在庫車を販売するしかなくなった。
結果、4月の軽自動車を除いた新車登録台数はわずか104,824台と、前年の4月に比べ51.0%の減少となった。昨年の半分しか売れなかったのだ。軽自動車も56,400台と、前年比で42.4%の減少となった。
メーカー別に見ると、登録車ではスバルだけが13.1%増と前年に比べて販売を伸ばしたが、ほかのメーカーは軒並み半減かそれ以下といった結果になっている。
特にトヨタが68.8%減と大きく落ち込んだのが目立つ。
1位~10位:フィットが首位を維持、プリウスは大きく後退
1位:フィット(8,575)/2位:ワゴンR(7,919)
3位:ムーヴ(7,468)/4位:タント(6,161)
5位:プリウス(4,876)/6位:ライフ(4,755)
7位:ヴィッツ(4,644)/8位:アルト(4,577)
9位:ミラ(3,845)/10位:フリード(3,761)
4月はフィットが首位を維持した。
販売台数そのものは8,575台で前年に比べると29.8%の減少だが、相対的には昨年のマイナーチェンジとハイブリッド車の追加以降の好調さを維持し、2ヶ月連続で首位の座をキープした。
逆にフィットと首位を争ってきたプリウスは、前年に比べ81.6%減の7,919台と前年の2割以下の台数しか売れず、軽自動車を合わせたランキングではワゴンR、ムーヴ、タントに次ぐ5位にとどまった。
プリウスは一昨年のフルモデルチェンジ以降、首位を独走する売れ行きを続け、昨年秋からはハイブリッドモデルが加わったフィットと首位争いをしていたのだが、減産・供給不足という形でついに息切れとなった。
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