パイオニア カロッツェリアが新型「楽ナビ」を発表! オンライン化によって使いやすさと楽しさが大幅に進化

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2023年1月19日、楽ナビの最新モデルを中心とした「2023春 カロッツェリア新製品発表会」が開催されました。最新の楽ナビはどのように進化し、我々のカーライフをサポートしてくれるのでしょうか。新製品発表会に参加することで見えてきた昨今の業界のトレンド、そして新たな楽ナビに備わった機能をご紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 「高性能×使いやすさ」がコンセプトの楽ナビから新製品が登場
  2. オンライン化によって自動地図更新、車内Wi-Fiスポット、Webような簡単検索が可能に
  3. 2つの大きな新機能!「信号機カウント交差点案内」「6ルート探索」
  4. 新型楽ナビは選べる15種類。選び方とは?

「高性能×使いやすさ」がコンセプトの楽ナビから新製品が登場

東京秋葉原に用意された特設会場にて「2023春 カロッツェリア新製品発表会」が開催されました。イベントのメインとなったのは同社の看板商品の1つである「楽ナビ」。

初代 楽ナビが登場したのは1998年のこと。カーナビゲーションシステムがやっと普及した頃でした。音声認識機能などを搭載し使いやすさにこだわった楽ナビは、登場後まもなく幅広い層から支持されることになりました。

その後は簡単に操作ができる「Doリモコン」や、直接画面やボタンに触れずに本機の操作を行える機能「エアージェスチャー」、カーナビの操作を手元を見ずにスムーズにコントロールできる「スマートコマンダー」など、時代を先駆ける格好で使いやすさを追求。それと平行し、2画面スタイルでお子様が触って操作することを前提とした「キッズモニ」やミュージックサーバー(HDD採用)、HDMI入力、HDフル対応など、エンタテインメント性も追い求めてきました。

「高性能×使いやすさ」こそが楽ナビのフィロソフィー。従来モデルは、もはやこれ以上の進化はないだろうというほどの出来栄えだったのですが、新製品がどのようなものとなっているのでしょうか。

オンライン化によって自動地図更新、車内Wi-Fiスポット、Webような簡単検索が可能に

カーナビユーザーへの実態調査(パイオニア調べ)によると、求められているのは“地図の鮮度”と“わかりやすさ・使いやすさ”とのこと。

地図の鮮度においては、常時更新されているスマートフォンの地図アプリをカーナビが越すことは難しいと思われていました。しかし、新型の楽ナビでは、「docomo in Car Connect」を用いたオンライン化が施されています。これにより自動地図更新が可能となったり、車内をWi-Fiスポットとすることができるようになりました。

また、従来の楽ナビでも十分だと思われた使いやすさというポイントですが、インターフェースを一新した上で「Doメニュー」というスペースを用意。いわゆるウェブの検索ボックスのような簡単な入力が可能となった上に、オンライン化によって最新の情報も手に入れることができるようになりました。

オンライン化したことでスマートフォンなどのガジェット類もストレスなく使用できる環境になり、HDMI入力やBluetoothなどを併用することで、車内はエンタテインメント空間へと昇華するのです。

タッチパネルの操作やデザインにも注目

オンライン機能を備えたことや直感的に操作できるインターフェースだけでなく、地図や動画を高精細に表示することができるHDへ対応していることや、物理キーを排除したフルフラットパネルの採用など、デザインやビジュアル性能も格段に向上しています。

実機を触ってみたところタッチパネルの操作においても、ダブルタッチでの拡大表示、二本指を使ったピンチアウトなどで、快適なマップ表示を行うことができ、高級感と使いやすさも新型楽ナビの魅力だと実感しました。

2つの大きな新機能!「信号機カウント交差点案内」「6ルート探索」

様々な見どころがある新型楽ナビですが、新たに追加された2つの機能を注目しました。それは「信号機カウント交差点案内」と「6ルート探索」です。

信号機カウント交差点案内は、通常の「〇〇m先の交差点」というような案内に加え、「〇個目の信号」という表示で曲がり角までカウントダウンを行ってくれるもの。“あっ、行き過ぎた!”という失敗を格段に減らすことができる機能です。

そしてもう1つの「6ルート探索」は、これまでも機能的には備わっていたものですが、新型ではリストと地図を同時に表示することで、ルートと時間、コストなどを分かりやすく比較することができようになりました。この機能もドライブを飛躍的に快適なものとしてくれるでしょう。

新型楽ナビは選べる15種類。選び方とは?

一挙に15モデルが発表された新型楽ナビ。そう聞くと多くの人が、どれを選べばよいのか悩んでしまうことでしょう。そこでモデルごとの見分け方をご紹介します。

新型楽ナビは、920シリーズ、720シリーズ、520シリーズ、120シリーズと大きく分けて4つ。

920シリーズ、720シリーズには9V型ラージサイズ、9V型フローティング、8V型ラージサイズ、200mmワイド、2DINの5タイプが用意されています。これは取り付けを予定している車種によって装着できるものが決まっているので、それをセレクトします。

920シリーズはネットワークスティックがセットになっている上、3年の無料更新が付帯。720シリーズはネットワークスティックが別売りとなり無料更新は1年とされているモデルです。

なお、520シリーズではDVDドライブとSDスロットルが不搭載で、さらにそこからTVチューナーも省かれたのが120シリーズというラインアップです。

取り付ける車種や自分の使い方をよく考えて、最適なモデルを選んでみてください。

その他の新製品も見逃せない

今回のイベントでは新型楽ナビの他に、新型楽ナビのオプションアイテムとなるバックカメラユニット、ドライブレコーダーユニット、そして近年普及してきたディスプレイオーディオの新製品「DMH-SF500」も発表されました。

バックカメラやドライブレコーダーは画質や性能が向上しただけでなく、新型楽ナビに備わるネットワーク機能を介することでセキュリティ面も高められています。

ディスプレイオーディオは「Weblink Cast」に初対応。スマートフォンの画面を本体ディスプレイに映して直接操作できるようになりました。

新型楽ナビはオプションアイテムも注目、ナビは不要という方でもディスプレイオーディオは重宝するでしょう。

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小松 男
筆者小松 男

中古車屋を廃業した後、出版社へ勤務。乗り物系を中心に数誌の雑誌編集長を務めた後、フリーランスへ転身。国内外ブランド、大小、モデルタイプを問わず、乗り物ならば何でも乗りたがる性分の元祖雑食系。好きなものは、車、バイク、自転車、飛行機、船、列車、美味しいもの、お酒、ジョギング、水泳、DIY、買い物など。反面嫌いなものはないというデラックスポジティブ派。出不精かつ出たがりという二面性を持つ昭和52年式。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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