「ポケモンGO」がアメリカで自動運転の重大課題に!(3/3)

「ポケモンGO」がアメリカで自動運転の重大課題に!
AUVSI「オートメイテッド・ヴィークル・シンポジウム2016」 AUVSI「オートメイテッド・ヴィークル・シンポジウム2016」 AUVSI「オートメイテッド・ヴィークル・シンポジウム2016」 AUVSI「オートメイテッド・ヴィークル・シンポジウム2016」 AUVSI「オートメイテッド・ヴィークル・シンポジウム2016」 AUVSI「オートメイテッド・ヴィークル・シンポジウム2016」 AUVSI「オートメイテッド・ヴィークル・シンポジウム2016」 今年のサンフランシスコ市街地 今年のサンフランシスコ市街地 画像ギャラリーはこちら

自動運転に対する社会認識を大きく見直す時期

こうして「ポケモンGO」が度々登場した背景には、アメリカ市民の自動運転に対する不安や誤解を解消しようとの、米政府の思惑がある。

米政府はいま、運輸省を通じて自動運転のガイドラインを策定中だ。

これは自動車メーカー、自動車部品メーカー、さらにグーグルに代表されるIT系大手など、自動運転車を開発/製造する企業に対する技術的な指針になる。また、道路交通法における自動運転の法整備についても触れる予定だ。

だが、このガイドラインの発表が当初の予定よりも遅れている。その理由のひとつが、5月にフロリダ州で発生した、テスラ「オートパイロット」使用中と見られる死亡事故だ。

この「オートパイロット」は、前車追従式クルーズコントロール(通称:ACC)を作動中に、運転車がウインカーを出すとクルマが自動的に車線変更を行うことができる。

筆者も今年1月、カリフォルニア州内のテスラ本社工場を基点としたメディア試乗会で、この機能をフリーウエイで実体験している。

日本では、この機能を「自動運転と呼ぶのは、言い過ぎ。スバルのアイサイトの機能に近い、単なる高度運転支援(ADAS)に過ぎない」という声がある。

AUVSI「オートメイテッド・ヴィークル・シンポジウム2016」

だが、アメリカの当局である米運輸省・国家高速道路安全局(NHTSA)の見解は違う。テスラ「オートパイロット」はNHTSAによる自動運転を示すレベルでは「レベル2」に帰属することを、今回のシンポジウムでもしっかりと説明した。

アメリカ政府はいま、自動運転の本格普及に向けて、大きな一歩を踏み出そうとしている。

NHTSA長官が「政府・産業界・消費者が、それぞれ相互に、自動運転のあるべき姿を協議し、自動運転を社会にとって有益な存在にしていく必要がある。そのなかで、最も重要なことは安全性を確保だ」と強調した。

その「安全性の確保」を認識するために「ポケモンGO」が引き合いに出されたといえる。

自動運転技術と法整備の国際的な主導権を握ろうとしているアメリカがいま、大きく変わろうとしている。

[Text:桃田健史]

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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