北京モーターショー2012の変なクルマたち
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:松下宏
日本車コピーの時代は終わった・・・
世界最大の自動車市場である中国の首都北京で開催されたモーターショーは、アジア最大というか世界でも最大規模のモーターショーに発展した。
でも、出品している中国メーカーの中には、まだまだ外国メーカーのコピー車かそれに近いクルマを作る例が散見される。といっても、かつてのコピー車のように、見るからに○○といった感じのコピー車はだんだん少なくなってきた。
たとえばプラットホームについていえば、コピーするにしても単純ではなく、エンジンルームを日産車からコピーしたら、後部はトヨタ車からコピーするといった具合に、コピーの仕方も単純ではなくなっている。
中国メーカーは自社開発といっても、車両開発支援会社に丸投げで開発を発注しているケースも多く、そうした支援会社の中には日米欧のメーカーが外部に発注した先からデジタルデータを手に入れる例もあるという。
もちろん目に見える部分でデータをそのまま使うことは少ないようだが、そのような形でもコピー車が生まれてくる。また最近の傾向として、韓国車がコピーの対象として選ばれることが多くなってきた。
かつては欧米のクルマよりも日本車のほうが中国人の感性に合うからコピーされると言われたものだが、最近は日本車よりも進んだデザインを採用する韓国車が人気を集め、コピーの対象にされることが多くなった。
コピー車を中心に、北京モーターショー2012で見かけた“変なクルマたち”を紹介しよう。
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